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2005年10月31日

秋の日に。

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”人前で歌う”、という活動を始めて1年半余。いまだに、歌いながら、ふと不思議な気持ちになることがあります。

私が初めて曲を作ったのは、当時 【自分自身の中の、”ある気持ち”を整理するため】に選択した、一つの手段でしかありませんでした。だから、そうして作った曲を、自分以外の誰かに聴いてもらおう、ということは全く考えていませんでした。

それが、後の思いがけない数々の出会いによって、その力に勇気付けられて、気がつけばこうして歌っている。本当に不思議な縁だと思います。

先日サボテンさんと話をしているとき、”どうして歌を続けているのか?”という話題になり、改めて考えました。そして、思いました。

歌うことが好き!歌うことが楽しい!というのはもちろんです。

でも、一番大きな理由、それは、”周りにある、見えない力に引っ張ってもらっている”、ということなのだと思います。音楽活動を通じて、本当にいくつもの出会いがあり、その出会いから、想像以上に大きな刺激をもらい、それが私の原動力になっているのだと思います。

日常生活の制約の中、音楽活動を続けることは、簡単なことではありません。それでも皆、音楽が好き、という一心から、さまざまな工夫を凝らし、やり続けている。そういう人たちの力に引っ張られ、自分も知らず知らずのうちに、この活動のおもしろさにはまっていったのだと思います。

そして、やはり、自分の歌を聴いてくれる人がいる、ということは、月並みだけれど、とてもうれしいのです。

私が歌を続ける先に、何か大きな目標があるわけではありません。なりたい自分を見据えているわけでもありません。でも、せっかく巡り会えた物ですから、これからも続けたいと思います。誰のためでもなく、自分のために、歌いたい歌を、歌いたい場所で。

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2005年10月29日

柿食えば・・・。

aki2

だんだんと日も短くなり、なんとなく心細い今日この頃です。

一方、木々の色づきは着々と進み、”食も酒”もいよいよ進み(!)、
心にも少しだけ落ち着きを取り戻す季節です。

あとニヶ月で一年も終わりか~。
早いなぁ~・・・って毎年言ってる。

さて、今日の我が家の食卓には、何やら摩訶不思議なものが並びそうです。

家人が、最近燻製作りに凝っていまして、”ケムトン”なるものに挑戦するそうです。

そういえば、『も-れつア太朗』にケムンパスって出てきたなぁ。それから、ベシ。今思えば毛虫と蛙だったんだけど、どっちもかわいかったな~!

で、ケムトンとは”燻豚”のこと。おいしそうではあるけれど、問題は本当に出来上がるかどうかなのでR。

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2005年10月27日

サボテンの花。

saboten

今日は、サボテンさんが参加している、絵本展に遊びに行ってきました。高円寺にある『LU CAFE』というお店です。

忙しい中、サボテンさんもお店まで来て下さって、とても楽しいひと時を過ごして参りました。気がつけば、二人で2時間も話をしてました。

いや~、年代がこんなに違っていても(!)、楽しいものは楽しいんですね。

いろいろな話をする中で、サボテンさんが、いかにしっかりと”地に足をつけて音楽に取り組んでいるのか”ということがわかり、ますます大好きになりました。

そして、いち早く『カポ猫と僕』を聴かせてもらいました。この曲のために作られた、”手作り絵本”をめくりながら・・・。さてさてカポ猫ってなーんだ?カポカポ~♪本当に本当に素敵な一曲です。

是非、サボテンさんの音楽が、これからも”その暖かくて優しい人となり”とともに、遠く高く羽ばたいていきますように。カポカポ~♪

写真はサボテンさんの絵本『心のスープができるまで』とヘーゼルナッツコーヒー。

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2005年10月26日

試聴~♪

Shido_11

先日、OTODAで歌いました『ゆくえ』の試聴をアップいたしました。

期間限定のアップでございます。何っ?もったいぶっちゃって!

いえいえ、そうではありません。
あまりにへっぽこな出来のため、本当は試聴いただけるような代物ではありませんが、それでもやはり聴いていただきたい、という気持ちもありまして、よって、”恥ずかしさに耐えうる期間中のみのアップ”でございます。

<試聴終了いたしました。お聴きいただきました皆様、本当にありがとうございます。>

HP《Sing Song Shindo》のトップにありますので宜しくお願いします。
http://www.geocities.jp/singsingdo/

以下、歌詞を記します。

『ゆくえ』

伝えたい 言葉が この胸に溢れて
幾千の 星を集めた 夜空へ消えてゆく

輝いて 瞬いて あなたに届け
祈っても 願っても 私はひとり

今 季節は静かに 時の流れを物語る
あなたに 会いたい夜を いくつ越えて

求め合う寂しさも 今ならわかるよ
戻れない あの日だから 心はまた風の中


捨てられない ぬくもりが この手からこぼれて
暗闇に咲いた花のように 淡い光放つ

煌いて 揺らめいて あなたを照らせ
歌っても 泣いても 私はひとり

今 遥かな景色が 時の重さに見えなくなる
あなたを 思い出す夜は 増えてゆくのに

許し合う 強さを 今でも想うよ
戻れない あの日だから 心はまた風の中

信じ合うふたりには もう朝は来ないけど
戻れない あの日だけを この腕に抱きしめる

心は 風の中・・・・

*終盤 ”やや酸欠気味”の演奏も含めまして、お楽しみいただけたら、と思います。
*写真は、後日Gan☆さんよりいただきました。Thanks a lot !

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2005年10月25日

My マイク。

shure58a 昨日は、かねがね行きたかった、マイク試聴のできる楽器店に、ようやく足を運びました。”宅録をやるぞ!”と宣言したものの、いろいろあって、なかなか思うようには進みませんが、決して歩みを止めたわけではありません。少しずつ少しずつ準備を進めています。

で、買い揃えようと思っているいくつかの機材の中で、まずはマイクを一番に買おう!と決めました。これは、録音のためだけでなく、ライブで使いたい、という気持ちもあってのことです。

私の歌のスタイルはピアノの弾き語りです。

ピアノについては、楽器の性質上、会場毎に初対面のピアノを弾くことになります。そして、これはなかなかのストレスでもあります。なので、せめてマイクだけでも、なるべく自分の声にあったものを使いたい、という思いがありました。

それで昨日は、マイクを試聴できるお店をみつけたので、はるばる試しに行って参りました。いやこれが、実におもしろかったです。本当にマイクによって、声の聴こえ方が全然違うのです。

マイクには、大きく分けて、”収音範囲が相対的に広いダイナミックマイク”と、”狭いコンデンサーマイク”があります。

基本的に、この二つのタイプは、アンプを通したときの声の質感が全く違います。

コンデンサーの方が、狭い分、音源に向けた範囲の音を綺麗に拾うため、より生の声に近くて自然な印象に聴こえます。ですが、こちらは非常に繊細で、扱いにも注意が必要となり、スタジオ録音での使用が主になると思います(値段もぐんと高いです)。最近では、ステージでも使いたい、というニーズに答えた、ダイナミック形体のコンデンサーもあって、昨日も試しましたが、ちょっと中途半端な印象でした。

一方、ダイナミックは、多くのライブハウスで使われている、写真のようなタイプのマイクで、実用性に優れていますが、どうしても機械的な音質にはなります。

ということで、1時間以上も試聴室にこもらせてもらったお陰で、大変勉強になりました。

いつもは、何かを買おうという時には、下見に下見を重ねて、慎重に決断する方なのですが、昨日は、なんだか勢い、ついその場でダイナミックマイクを買ってしまいました。『SHUREのBeta58A』(写真)というものです。

コンデンサーに比べたら、質感については満足とは言えませんが、ライブでの実用性を考えると、私には一番合っているように思いました。アマチュア演奏に”Myマイクなんて、贅沢!”という思いもあります。でも、お客様の前で歌を歌うからには、やはりより良い環境で歌いたい、という気持ちも強いのです。

女性ボーカルは、特にマイクとの相性が個々だと実感しました。もしお時間と興味があったら一度試してみると、楽しいかもしれません。お店は、池袋のパワーレックというところです。HPもあるので、是非見て下さいね!

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2005年10月24日

OTODA 10月23日(日)

初夏を思わせるような陽気の中、昨日、戸田公園駅前はOTODAで歌って参りました。

美しい照明も大好きだけれど、太陽の下というのは一段と心踊ります。
お越しいただきました皆様、お聴きいただきました皆様、
本当にありがとうございました。

昨日は、万が一にも歌っている最中、再び”ぎっくり!”なんてことにならないよう、
念のため、《My座布団》を持参してピアノに向かいましたが、あんまり意味無かったです。わはは。

一曲目に歌った『ココロにお陽さま』。
この曲は、昨年7月、大宮ソニックシティーの野外で歌って以来の選曲でした。
本当に久しぶりに歌い、ピアノはひっちゃかめっちゃかでしたが(ごめんなさい)、
とても楽しかったです!

そしてそして、新曲の『ゆくえ』。
ともかくも、最後まで歌えてよかった~。途中で、何度も意識が遠退きましたが、
気持ちだけは途切れないように歌えてよかった~。何より、皆様の暖かい拍手に、
本当に感激いたしました。ありがとうございました。

この曲は、やっと生まれた一曲なので、これから時間をかけて、じっくり歌って行きたいと思います。

OTODAは、本当にすばらしいライブイベントです。
"非営利"を貫き、純粋にアマチュア音楽を応援し続けるボランティアスタッフの皆様には、只々頭が下がる思いです。これからもずっとずっとこのイベントが続きますように。

そうそう!前回の失敗を踏まえて、今回”MD録音だけは忘れまいっ”と、
そればかりに気を取られていたら、今度は、デジカメをばっちり持参したのに、
一枚も撮らず、カバンの底に沈めたまま帰ってまいりました(泣)。もう、やだな~。

ということで、写真がありません。とほほほほほホホホ~。

<昨日の曲目>
ココロにお陽さま
海よ(カバー)
ひとり言
ゆくえ
僕の陽だまり

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2005年10月21日

芸術とは?!

今日ふと見たテレビで、千住博、明、真理子氏が出演し、それぞれがどのように、今の分野に興味を持ち、どのようにそれを極めて行ったのか、というような話を、両親の教育方針を中心に語っていた。

その中で、博氏が

芸術とは、まさしく”CommunicationとImagination”の二つからなるものだと言っていた。そして、子供はみなまぎれもなく芸術家であり、それをそのままに伸ばしていくことが、とても大切で、とても難しい、と言っていた。

うーむ、そうだよね。小さい子供の描く絵なんて、紙いっぱい、ハッとするような世界が広がるもの。でも、みな大人になるうちに、巧く書かなくちゃ、なんて色気が出てきて、だんだんつまらなくなって行く。知らず知らずのうちに、生まれながらに持っていた、CommunicationとImaginationの力を失くしてしまうんだね。

いや、それにしても、この3兄弟妹は改めてすごいな。博氏は画家、明氏は作曲家、真理子氏は言わずと知れた、バイオリニスト。みなそれぞれの分野ですばらしい活躍をされているのだから。

いつだったか、別の機会に読んだ話だが、千住家では、家の中にある、ありとあらゆる刃物を決して磨がないことにしているんだって。それは、真理子さんの指に万が一にも怪我があってはならないという、家族の思いやりだそうです。

あー、なんて素敵な家族の愛!私にも”そんな兄”がいたらな~・・・・。そしてら今ごろ、すんごい”Communication & Imagination”力を発揮してたかもな~・・・・!?

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2005年10月20日

心とは、これいかに。

大抵のことは、自分の気持ち次第なんだ。

嫌なことも、悲しいことも、避けたいことも、自分がそうしているだけってこと、
たくさんある。

昨日と今日と、誰も何も変わってなんかいないのに、
自分の心が随分落ち着いて、随分楽になって、
なんだか前が開けたような気がする。

どんなことも乗り越えられそうな気がする。

でも、誰も何も変わってなんかいない。

だからこそ、難しい。
自分自身の心なのに、自分自身でどうにも手に負えない。

そういうときが一番苦しい。

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2005年10月18日

『名犬チロリ』

tirori ニューヨーク在住、ブルースシンガー 大木トオル著 『名犬チロリ』を読んだ。

2004年に単館上映された『犬と歩けば チロリとタムラ』。見損ねたままだったのだが、最近になって、ようやくDVDを入手しようとあれこれ調べていたところ、この本のことを知った。

捨て犬だったチロリ。野良犬だったチロリが、大木氏と出会ったことで九死に一生を得、やがてセラピードッグとしての訓練を受け、たくさんの人間を救うようになる、というとってもシンプルな実録なのだが、読んだ後、なんだかすごく元気になった。

セラピードッグは、アメリカでは、”動物介在療法”として50年以上の歴史を持つらしいが、日本ではまだまだ馴染みがない。

でも、この本に書かれているように、実際、心や体の病で苦しんでいる人たちを、犬たちの不思議な力で救うことが出来るのなら、もっともっと医療の現場に、積極的に取り入れられていったらいいなと思う。

動物って、言葉がわからない分、まっすぐに、辛抱強く、こちらの心を理解してくれるっていうことは、日常生活でもたくさんあるよね。

ともあれ、『犬と歩けば チロリとタムラ』を早くみたいぞ。早速DVDを注文しよう!
この映画には、実際のチロリも出演しています。

それから・・・・大木トオル氏のCDも、是非とも聴いてみたいデス。

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2005年10月17日

『The Living Room Tour』

L キャロルキングの『The Living Room Tour』を聴いています。2004年・夏に行われた、"Living Room Tour"の模様を収録した、2枚組ライブアルバム。キャロル62歳。

私は、70年代全盛期のキャロルキングを知りません。最もポピュラーな『つづれおり』を聴いたのも、実はごく最近のこと。でも、そんな私でさえも、この『The Living Room Tour』には、表し難い、郷愁のようなものを覚えます。

歌声そのものは、つづれおり当時からは、雰囲気が変わっているけれど、その分、人生の襞みたいなものが刻まれた、なんともいえない奥深さと、包容力を感じます。

何より、30年経った今、これだけのライブパフォーマンスで、これだけのファンを湧かせることができるということは、すごい!すごいことです。

カッコイイな。

ボーカル、ギターで絡んでくる、Gary Burr、Gerry Goffinもいいんだ、これが。

で、私が今一番好きなのは、なんといっても 『I feel the earth move』でございます。いつかライブで歌ってみたいな~。憧れちゃうな~。

でも、歌以前に、英語がね~、あぁぁ~・・・。 I am Bari-Bari Japanese ~!!

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2005年10月13日

『ゆくえ』。

今日は、久しぶりにスタジオで練習して来ました。
できたてほやほやの『ゆくえ』。

む、ム、ムムム・・・・・むむむ~~~っ!!
自分で作っておきながら、難しいでやんす、は~ぁっ。

曲作りは、基本的に狭っ苦しい自宅でちまちまやりますから、いつも実際に歌ってみないとわからないことが多いのですよ。

でも、せっかく作ったのだから、練習するのでやんす。

で、この歌で言いたかったことを掻い摘んでみますと・・・

《人には皆、きっとそれぞれ、大切にしたい人がいて、それは恋人だったり、友達だったり、家族だったり・・・・想いはさまざま。そして、できることならば、その大切な人とずっと一緒にいたいと思うもの。でも、必ずしも、その願いは叶わない。時に、いろいろな形で別れはやってくる。そんなとき、人はそのやり場のない気持ちをどうしたらいいのか・・・・・。どこに置いていったらいいのか・・・。》

まぁ、そんな歌です。23日までに、必死で練習しますから~。腹筋鍛えますから~。よかったら是非遊びに来てください。

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2005年10月12日

心のスランプ。

なんだか、ここのところずっと、9月の終わりくらいからずっと、やけに冴えなかったな。

いろいろ、もやもや考えてばかり。

考え始めると、どんどん自分を追い込んで、嫌なところばかり目に付いて。

でも、じっとしていられないから、あれやこれや動き回って、疲労困憊。

そんな矢先にぎっくり腰!です。

いやはや、心と体はなかなかもって密接なものですね。

で、なんとなく、ようやく、もやもやから抜け出せそうな、そんな感じです。まだ、ちょいと危ういけど。

こういう ”もやもや周期” みたいなもの、みんなもあるのかな。

なぜだか理由も無く、矢鱈と落ち込んで抜け出せないこと・・・。特に理由もきっかけもないのに。

で、抜け出しつつある今、ようやく曲が出来上がりました。『ゆくえ』っていいます。タイトル、ちょっと演歌みたい?

今度のOTODAで歌えるといいな。明日から、練習再開だ!おっと、油断大敵。腰にはベルトを、巻いて巻いて~♪

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2005年10月11日

曲芸(?)の秋。

balance 今回腰を痛めて、あらためて日ごろの運動不足を痛感しました。もう少し、日常生活にちゃんと運動を取り入れなくてはと、気持ちも新たに決意を!

ということで、ただいま狙っているのが『バランスボール』(どうなの、これ?)。これなら、うだうだしながら、ストレッチをしたり、筋トレもできそうだし、使わないときは空気を抜けば小さくなるみたいだし・・・・。いいんじゃないかなと・・・・。何より、見た目が楽しそうだしな。

でも、本当のことを言いますと、実は我が家、これまでにもいくつもの健康器具&グッズを購入済みなのでございます。”足踏みステッパー”とか、”腹筋マシーン”とか、”変テコなチューブ”みたいなのとか、その時々に流行っているものを、ついいろいろと。

でも、いずれも三日坊主に終わり、気づけば、部屋の片隅に追いやられ、あるいは人手に渡って、どれも全く成果をあげてないのです(泣)。ま、残ったのはダンベルくらいなものです。言ってみれば、すぐに道具に頼ってしまう、ずぼら健康オタクなのです。

だいたいが、家の中で手軽に済まそうとする根性がまずは間違っているんだな。

やっぱり、これからの季節は野外が気持ちいいし、バランスボールを持って、あちこち出かけるのがいいかな~。でもって、華麗に乗り回しちゃったりして。そしたら、”女・大道芸人”に間違われちゃうかもな~。

って、だからあのー、バランスボールって、そういうことする道具じゃないわけで、こんなんじゃ買う前から、既に三日坊主の気配濃厚です。やはり再考しましょう、そうしましょう、はい。

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2005年10月 9日

メジャーの意味。

その人がメジャーデビューするきっかけとなった、とあるコンテスト。私はその場にたまたま居合わせた。

圧倒的な”歌唱力”、”集中力”、”楽曲の素晴らしさ”、彼女の優勝は、誰もが異存のないものだったと思う。案の定、そのコンテストがきっかけとなって、彼女は事務所にスカウトされ、あっという間にメジャーデビューを果たした。

たちまち、音楽雑誌、ラジオ出演、テレビ出演、ライブツアーと活動の場をどんどんと広げて行った彼女だが、それでも、コンテストの日に見た、ちょっと頑なイメージは、その後も少しも変わることはなかった。

彼女にとって、このデビューは決して”棚ぼた”ではない。それまでも、地元でのライブ活動を8年、さらには音楽仲間とライブハウスを立ち上げて、自らの手で運営するなど、地道な努力をずっと続けていた。そんな中、デビューの話は過去にも何度かあったようだが、彼女自身、メジャーへの興味はなかったらしい。

それでも、デビューを決めたのは、その事務所の誠実な対応に心を動かされたからだと言う。

あれから、2年。彼女は事務所との契約を終えて、メジャー活動をやめるという。

あぁ、やっぱりな、と思う。

やめる理由を彼女は記す。

『自分ひとりでできること、それは、歌を書いて、歌うこと。ただそれだけ。自分以外の誰かと何かをしようとすると、その人の期待に答えようと懸命になる自分がいて、それがうまくいかなかったとき、自分以外の誰かのせいにしたくなってしまう。』

なるほどな、と思う。

今の時代、歌で世に出たいと考える人は、星の数ほどいる。そして、実際出来る人はほんの一握り。その、一握りの人の何人が、本当に納得して歌っているのだろう。

歌うことって、どんなに格好つけても、言い訳しても、結局は自分のため。自分が楽しいから、自分を魅せたいから歌うのだもの。

”メジャー=プロ” として歌うことには、もちろん大きな魅力があるのだろう。でも、それが自分のやりたいことと違うなら、歌うことはもうつまらない。

きっとこの2年、メジャーという世界を通して、彼女はそのことを確認したのだと思う。おそらく、その事務所は彼女の希望を叶えようと、誠実に対応してくれたのだろうけれど、距離は縮まることがなかったんだね。

これからは、また地元で、自分達のライブハウスで、思い切り歌っていくんだろうな。私もいつか聴きに行けたらいいな。ジュンちゃん、あのコンテストで見たジュンちゃんは本当に輝いていました。本当にすごいと思いました。これからもずっと応援しています!

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2005年10月 7日

さんざし酒。

sanzashi ぎっくり!から一週間、手付かずのままだった、”さんざしの実”を、ようやく漬けることができました。

酒屋さんによると、最近では、果実酒もホワイトリカーだけでなく、いろいろなお酒で漬けるようになっているらしく、私も2種類の焼酎で作ることにしました。

ポイントはアルコール度数。
これが30度ないと、うまくできないそうで、逆に言うと、越えていれば、ともあれどんなお酒でも挑戦してみる価値はありそうです。

泡盛や、ブランデーでもいいみたいです。・・・ということで、我が家では、焼酎2種類で。

一つは、『黒糖焼酎 喜界島 (30度) 』
もう一つは 『純米 球磨焼酎 (35度)』(氷砂糖入り)

さんざし(山査子)は、古くから漢方にも用いられている植物ですが、
これからの季節、これを飲んで、寒さを乗り越えようと思います!

うまくできるかな~。それより、3ヶ月も待てるかな~。
”さんざし酒”になる前に、焼酎だけなくなってたりしてさ・・・。

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2005年10月 6日

『美人の日本語』

腰の痛みが随分楽になったので、つい油断して、昨日一時間ほど、
ピアノの前に座ってしまいました。

そのせいか、今日は痛みがぶり返し、また一日引きこもっています。
ということで、『美人の日本語』を読んでいます。

一日一語、365の美しい語句を選んで、わかりやすい解説をつけた、
なかなか楽しい本です。bijin

ちなみに今日、10月6日は「草枕」。

ところで、この本を読んで初めて知ったのですが、「お洒落」の語源は「され」だそうで。

【曝れ】と【戯れ】の2説があって、【曝れ】は、風雨にさらされて、
色あせる様から、洗練されている、という意味で、【戯れ】は、
機転が利いている、というような意味からそうなったようです。

時々ふざけて「オサレ~!」なんて言ったり、書いたりしますが、
あながち間違いじゃないんだね。

そんな中で、とても素敵な言葉をみつけました。

「涙雲」 瞳の中にも空があって、涙で目が曇り、涙の雨が降る意。

私の歌に ”心に涙、雨降る夜も・・・” というのがあります。

涙雲、という言葉からも、何やら歌が生まれそうだな。
生(産?!)んじゃおうかな・・・。

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2005年10月 5日

心機一転。

kareta 秋も深まる今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

先日の"ぎっくり腰”を機に(?)、日記をブログに変えることにしました。

以前も一度挑戦したのですが、敢え無く挫折。
今度こそちゃんと続けます。

古い日記をご覧になる場合は、拙HPへどうぞ~!
Sing Song Shindo http://www.geocities.jp/singsingdo/

今日の一枚:倉橋ヨエコ 『モダンガール』 かまって欲しい かまって欲しい~♪

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