My マイク。
昨日は、かねがね行きたかった、マイク試聴のできる楽器店に、ようやく足を運びました。”宅録をやるぞ!”と宣言したものの、いろいろあって、なかなか思うようには進みませんが、決して歩みを止めたわけではありません。少しずつ少しずつ準備を進めています。
で、買い揃えようと思っているいくつかの機材の中で、まずはマイクを一番に買おう!と決めました。これは、録音のためだけでなく、ライブで使いたい、という気持ちもあってのことです。
私の歌のスタイルはピアノの弾き語りです。
ピアノについては、楽器の性質上、会場毎に初対面のピアノを弾くことになります。そして、これはなかなかのストレスでもあります。なので、せめてマイクだけでも、なるべく自分の声にあったものを使いたい、という思いがありました。
それで昨日は、マイクを試聴できるお店をみつけたので、はるばる試しに行って参りました。いやこれが、実におもしろかったです。本当にマイクによって、声の聴こえ方が全然違うのです。
マイクには、大きく分けて、”収音範囲が相対的に広いダイナミックマイク”と、”狭いコンデンサーマイク”があります。
基本的に、この二つのタイプは、アンプを通したときの声の質感が全く違います。
コンデンサーの方が、狭い分、音源に向けた範囲の音を綺麗に拾うため、より生の声に近くて自然な印象に聴こえます。ですが、こちらは非常に繊細で、扱いにも注意が必要となり、スタジオ録音での使用が主になると思います(値段もぐんと高いです)。最近では、ステージでも使いたい、というニーズに答えた、ダイナミック形体のコンデンサーもあって、昨日も試しましたが、ちょっと中途半端な印象でした。
一方、ダイナミックは、多くのライブハウスで使われている、写真のようなタイプのマイクで、実用性に優れていますが、どうしても機械的な音質にはなります。
ということで、1時間以上も試聴室にこもらせてもらったお陰で、大変勉強になりました。
いつもは、何かを買おうという時には、下見に下見を重ねて、慎重に決断する方なのですが、昨日は、なんだか勢い、ついその場でダイナミックマイクを買ってしまいました。『SHUREのBeta58A』(写真)というものです。
コンデンサーに比べたら、質感については満足とは言えませんが、ライブでの実用性を考えると、私には一番合っているように思いました。アマチュア演奏に”Myマイクなんて、贅沢!”という思いもあります。でも、お客様の前で歌を歌うからには、やはりより良い環境で歌いたい、という気持ちも強いのです。
女性ボーカルは、特にマイクとの相性が個々だと実感しました。もしお時間と興味があったら一度試してみると、楽しいかもしれません。お店は、池袋のパワーレックというところです。HPもあるので、是非見て下さいね!
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