ついについに、購入いたしました、念願のMTR。
なんとも長い道のりでしたが、決まるときは実にあっさりと決まるもので、時期や縁というものがあるのですね。
機種は、KORGの【D1200mkII】というものです。価格は、定価104,790円(税込)を、59,800円(税込)で購入しました。ほぼ予算内。後継機種が出たための大幅値下げで救われました(ネットでも、現在この価格で販売されているようです)。
今回、色々と迷い、悩んで実感したことは、MTRに限らず、”機材先にありき”、で考えていると、なかなか決められないということです。まずは、どんなスタイルで、どんな音を、どんな環境で録音したいのか・・・ということを、具体的に自分の中である程度つめていかないと、いつまでたっても決心がつきません。
結局、音作りの基本を、自分なりにメージして行くことが先なんだ、ということです。
で、今回購入するにあたって、考慮した点を4つに絞って挙げてみます(スペックはD1200mkIIのもの)。
1)録音トラックの数:12
電子ピアノ、ボーカルの他にどんな楽器のどんな音が欲しいか、ということに関わります。今回の録音では、アコースティックギター、ベース、その他パーカッションなどを入れたいと思っていますので、少なくとも8以上が希望でした。
2)同時録音トラック数:4
よりライブ感を出すために、本当はスタジオ一発録りが希望なのですが、これは現実的に難しいと思います。でも、その可能性を最低限残すため。
3)本体重量:3.3KG
私にとって、一番のネックとなる点です。ピアノ以外は、すべてスタジオ録りですから、持ち運びが前提。となると、”ぎっくり!”を繰り返さぬためにも、軽ければ軽いほどいいわけです。でも、機能との兼ね合いから、これが最低重量となりました。これに、専用セミハードケースの重さ、ACアダプタ等も加わりますので、実質的には5Kgくらいになります。ますます鍛えねば!
4)ハードディスクの容量:40Gbyte
録音時間にかかわります。これだけあれば、十分。
その他、【エフェクトの充実度】、【操作性】、【音質】など、挙げたらきりがありませんが、その分、どんどん価格も高くなるわけで、どこで折り合いをつけるか、ということになります。
上述4つのスペックに絞っても、価格との兼ね合いもあって、なかなか納得できるものが見つからず、結果、こんなに時間がかかってしまいました。でもその分、今はなんだかほっとして、とてもうれしいです。
後は、思い通り扱えるのか!ということですが、店員さんいわく”扱ってもらわないと困りますぅ・・・”ということなので、まずは取説を睨んで、ともかくもやってみます。
具体的な録音スケジュールについては、これからですし、多分たくさん時間も費やすと思いますが、なんとかいいものを作りたいと思っています。
また、ご報告できたら、と思います。