It is a progress.
昨日は、自作曲『Karappo』の楽譜を書き直しました。一年ほど前に、一度作成したものがあったのですが、今回、新たに使用する機会を得たため、見直してみたところ、やはりおかしなところがたくさんありまして、手を入れることにしました。
改めて書き直してみて、自分のコードのつけ方が、今までどんな風におかしかったのか、ということがようやく分ってきたように思います。
私はピアノで曲を作り、アレンジをしますので、どうしても、そこからコードも拾うことになり、所謂、手癖(?!)、弾き癖(?)というものに惑わされてしまうのですね。
つまり、一つの和音を、毎回適当に右手・左手で、分散させて弾いているのですが、それをコードにしようとする時、ついつい左右に分けたままの状態で考えようとしていたのです。
むむ、うまく説明できないな。
簡単な例を挙げれば、“Bm7”というコードを、敢えて“D/B”と表記したりすることです(左手でベースのBを、右手で和音のDを弾くからね)。これが例えば、“D/E”というコードなら、意味があるけれど、“D/BはイコールBm7”ですよね(あってる(^^;)?)。
でも、ピアノでは、左手と右手は大抵、離れ離れのポジションで弾くため、私の耳と頭では、それが一つのコードとして、なかなかまとまらなかったわけです。
今のはとってもシンプルな例ですが、”もう少し複雑に、一つの和音を左右で分散させていたり”、”右手と左手で、異なるコードを重ねて鳴らしている場合”など、それを一つのコードで表すことがとても難しく、鳴らしている音を、隈なく網羅できるようにと、あれこれアルファベットや、9,11なんていう数字をくっつけて、それらしくごまかして表記していたわけです。
でも、一年経って、こうして見直して、やっと、コードというものの、意味が、少しわかってきたような気がします。
口ではうまく説明できないけれど、多分、10本の指で無作為に鳴らしている音も、もともとは基本のコードから派生してできているのであって、基本の音さえちゃんと鳴るように表記すれば大丈夫なんだ、ということが、なんとなく、感覚としてわかって来ました。
ま、いずれにしましても、私の曲作りが、根拠を持たぬ、茫としたものであることが、事をややこしくしている、ということに変りはありませんが・・・・。
ということで、2006年リニューアル版『Karappo』は、昨年作った楽譜に比べると、コード表記がとってもシンプルになりました!
That's a progress(^0^)♪
さて、今日はその、できたてほやほやの楽譜を、ある方の元へ投函してきました。明日には着くかな。
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