よだかの星☆
遠い昔に読んだきり、話の内容もうつろなまま、岩橋さんの最新CD「Tourquois」を何度も聴いていました。
この、アルバム「Tourquois」収録の4曲は、いずれも”宮沢賢治”の世界を展開させたオリジナル曲、ということですが、なかでも私は、『ヨダカ』が好きです。
で、これを機会に、新潮文庫「銀河鉄道の夜」を購入し、その中の一遍 ”よだかの星”を、改めて読み返してみました。
そうか・・・こういうお話だったんだ。こういうせつないお話だったんですね。
そして、また『ヨダカ』を聴いています。なんだか、うるんっと来てしまいます。
なぜなら、岩橋さんの『ヨダカ』には、悲しいはずなのに、その悲しさや、どうすることもできない寂しさを、”強さ” ”優しさ” ”美しさ”に変えて、遠く遠く、遥か彼方へ飛んでいく、そんなヨダカの姿が見えてくるからです。
”よだかの星”は、今もきっと、静かに、どこかで燃え続けているのですね。
どうぞ良い週末を!
*「Tourquois」 Nobuyuki Iwahashi
1.おきなぐさ
2.Amazon stone ~天河石~
3.Pulsatilla
4.ヨダカ
*でも、岩橋さんは、バリバリのヘビメタも聴くんだよね(^0^)。その幅の広さがすごい!
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