コアジサシ。
アジの刺身は、何と言ってもおいしいです。我が家でもよく作ってます。
でも・・・コアジサ シって、アジの仲間じゃないんです♪
なんでも”絶滅危惧種”に指定されている、カモメ科の渡り鳥で、4月頃日本にも飛来する、夏鳥なんだそうです。
産卵時期には、小石のたくさんある、海岸や埋立地などにコロニーを作って繁殖するらしいのですが、前述の通り、”営巣地の環境悪化”によって、存続が危ぶまれている鳥種の一つだそうです。
それでも、いくつかの場所では、ちらほらとその飛来を確認しているため、それをなんとか営巣させ、数を増やせないかと、民間レベルで繁殖を試みているところがあるそうです。
その一つが、愛知県の『空港島・空港対岸部地域開発用地造成(中部臨空都市)』。
ここでは、3年ほど前から、コアジサシの飛来を確認しているため、その生育環境を保全しながら埋立造成事業を進めようと、工事関係者への周知を徹底し、「愛知県企業庁」が中心となって、繁殖状況の定期的な調査を続けているそうです。
今年も、既にコロニーの形成と産卵が始まっているそうで、カラスなどの被害は避けられないものの、なんとかその環境を壊さないよう、”晩夏の渡去”までを見守る予定だそうです。
なんとなく殺伐としたイメージの埋め立て造成地で、そんな暖かい自然界への配慮があったなんて、ちょっぴり嬉しいですね。
写真は、コアジサシの成鳥と雛。雛ったら、たまらなくかわいいですね~。そのフワフワに触ってみたい!
弱い雛は、外敵から身を守るため、こうやって、小石のフリをするんだそうです(^-^)。小石・・・う~ん、見えなくも無い・・・かな?ともあれ、たくさん育って、たくさん飛び立てるといいですね。
ってことで、今日はアジの刺身にしよう~?!
*写真は、野鳥図鑑と、愛知県企業庁のHPからお借りしました。
*コアジサシの名前は、その名の通り、”上空から、小鯵などの小魚を狙い定め、ダイビングして捕る”ところから来ているそうです。
| 固定リンク