七夕の日に。
その昔、私は多分、今よりもずっとずっと尖がっていて、人の好き嫌いもはっきりしていて、その上、とっても自意識過剰だったから、言いたいことがあっても、なかなか言えず、つい相手の顔色を伺って、うじうじ悩んだりすることも多かった。
そして、そんな自分が、いつも嫌だった。
そういう頃の自分を、今になって思い返すと、多分、自分にいろんなことを期待していたんだろうな、って思う。
それは、もちろん当たり前のことだし、今だって自分の人生諦めたわけじゃないんだけど(笑)、でも、その期待の中身が随分変ってきたように思う。
そして、私は、そんな今の自分を、なんだか好きだと思えるようになった。
それは、紛れもなく、これまで生きてきた中で、出会った周りの人たちから、知らないうちに支えてもらったり、教えてもらったりしたことがたくさんあってのことだし、そうやって生きて来る間に、時には、自分の大切な”モノ”や”人”を亡くして、少しずつ、自分ってものが、わかってきたんじゃないかと思う。
言い方は悪いけど、”自分の人生、何ぼのモン!”っていうような、自分の身の丈を理解できるようになってきたんじゃないかって思う。
自分の人生、どんなに突っ張ってみたって、いつかは終わるんだし、終わることがわかっているのは寂しいけれど、だったらその分、いろんなことがやれそうだし、やってみたい、そう思う。
そう思うとね、今まで見えなかったことがだんだん見えてきて、人と人との関係の上でも、”あの人は、本当はこんな人なのかもしれない”、とか、”あの人のこと、もっともっと知りたい”、とか、”あの人となんとか仲良くなりたい”、とか、若い頃には到底できなかった、”積極果敢なアタック&アプローチ”もできるようになった(^-^)。
言い方を変えると、”自分が笑われたり、意地悪されたり、嫌われたりすること”が、あんまり苦にならなくなった。
そりゃ~、みんなに”あつんが好き好き♪”って言って貰える方が嬉しいけど(^0^)、それよりも、自分が”あの人を好き好き!”って思うことの方が、よほど幸せなんだってことがわかるようになった。
人生、40余年。ようやく今、折り返し地点に立ったとこだけど、最近また、自分でも、少し変ったな、と思う。
多分それは、音楽活動を始めて、たくさん、いろんな人に優しくしてもらって、助けてもらっているからなんだと思う。
音楽活動を始めたそもそものきっかけが、”自分の中の、ある悲しい気持ちを整理したかった”、っていうことからだったのもあって、余計に、そう感じるのかも知れないな。
そして今日ね、そんな七夕の日に、いよいよ新しい電子ピアノが届きました。
今までのピアノがバテ始めて、買い替えたい、と思ったものの、いざとなると、なかなか決心も付かず、随分時間がかかってしまったけど、やっぱり、こうして目の前にすると、本当に本当にうれしいです。
今度こそ!今度こそ、このピアノ、大事に大事に使って、これからもずっとずっと歌を続けて行きたいと思っています。みなさん、末永くよろしくお願いします。
ということで、今宵は、”新しいピアノ届いた記念”、盛大にお祝いしなくちゃな~!
・・・なんて、ただ、呑みたいだけなんだけどね(=^m^)。
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