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2006年9月 7日

耳のいい人。

先日、テレビを見ていたら、”江利チエミ伝説”というのをやっていた。

その中で語られていた話によると、江利チエミは、英語は全く話せなかったけど、”英語の歌”は、それはそれは、素晴らしい発音で歌ったらしい。

その裏側には、もちろん見えない努力があって、若いころから進駐軍のベースキャンプで日常的に英語を耳にしていたこともあるけれど、言葉通り、レコードが擦り切れるまで、ひたすら、繰り返し繰り返しジャズを聴いて、自分にものにしていったそうだ。

そして、それと同時に、その努力を開花させるだけの、生まれ持っての”耳に良さ”もあったんだろう、と言っていた。

耳のいい人って、確かにいる。

聴いた音を正確に吸収し、それを自分のものにし、さらには自分の体を通して、再現、表現できる能力。

英語について言うなら、私も、”学校で習ったもの+α”程度には、読んだり話したりはするものの、いかんせん、発音だけはどうにもならない。

それが会話の手段であるならば、多少発音が悪くても、言いたいことさえはっきりしていれば、なんとか成り立つものだけど、こと”歌”となると、やはり”発音”は大切な要の一つになると思う。

時々、ネイティブではないのに、とっても綺麗な英語で歌う人をみかけることがあって、そういう時は、心から羨ましいと思う。

私も、洋楽を歌えたらな、と思う。でも、実際には、なかなか難しい。

なので、その分、できるだけ、新しいジャンルの音楽をたくさん聴いて、それを自Django作の”メロディーやピアノ”に乗せて、表現していけたらいいなと思う。

秋は、ゆっくり音楽を聴くのにいい季節(^-^)。

今日の一枚:「ジャンゴロジー」ジャンゴラインハルト

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