国分寺giee ライブ報告。
『コミュニケーションが言葉だけで足りうるなら、音楽は創造されていなかっただろう』(ある声楽家のコラムより)
先日の国分寺ライブは、まさにそれを実感する、本当に刺激的な一夜となりました。
ライブとは、まさに生き物で、その日歌った自分には、二度と巡り会うことはできないもの。
”その日足を運んでくれたお客さま”、”共演者”、そして”会場”、それら全てが偶然(必然?)一緒になって、対話しながら作って行く、それがライブなんだと、強く感じるひとときでした。
実は私、今回のライブでは、”ちょっとあり得ないっ!”っていうくらいの、”ピアノと歌詞のすっぽ抜け!”をやらかしました。前代未聞の大失態?! はあ~(><)。
ある曲では、途中でピアノがわからなくなって最初からやり直し、ある曲では、”歌い出しの歌詞”が全然思い出せず(大丈夫?!)、思い出すまでみなさんに待っていただいたり(・・、)
まさに”あり得ない~!”って状態連続の30分なのでありました。本当にごめんなさい。
でも・・・・、それなのに・・・。
私なぜだか、いつもと違って(!)あまり落ち込んだり、後悔したり、もやもやしたりすることがなかったんです。
というよりむしろ、その分 ”思い切り気持ちを歌にぶつけることができたんじゃないか”と、そんな風に感じています。
そして、今まで気づかなかった、歌に対する自分の感情を、新たに引き出すことができたんじゃないかと、そう感じているのです。
お客さまには、たくさんご迷惑をかけてしまいましたが、自分にとっては、そのアクシデントがきっかけで、一つ何かを突き抜けることができたんじゃないかと、そんな風に感じているのです。
そしてそれは紛れもなく、”お客さまの存在”が引き出してくれた、私の中に眠っていた感情に他ならないのです。
だから、ライブは、怖いけど、物凄く怖いけど、やっぱりこれからもやって行きたい!と改めてそう思う一夜でありました。
そしてそして、もう一つ、このライブではとても大きな初体験をしました(脱いだんじゃないよ(^0^)♪)!!
それは、いわゆる”即興セッション”というものであります。
共演の <バンマス・大黒屋さん>は、厳しかった(◎o◎)!強引だった(◎o◎)/!そして荒っぽかった~\(◎o◎)/!
リハの時間は、自分のサウンドチェックもそこそこに、急遽、ライブ後やることになったセッション曲を叩き込まれ、徹底的に叩き込まれ、鬼の特訓を受けているうちに、時間はすぐに終わってしまい、そのまま本番に突入することになりました(笑)。
でもね~。これが本当に、楽しかったんです!
大黒屋さんのギター、ひろあさんのベース、清まろさんのサックスに私のピアノ。
この4人で、ライブの最後にブギウギブルースの即興セッションを繰り広げたのですが、私もね~やりました、見よう見真似の ”あり得ない即興”、気合と度胸でやりました!!
”決めのユニゾンフレーズ+ A7・A7・A7・A7・D7・D7・A7・A7・E7・D7・A7・A7♪”これを何度も何度も繰り返す♪
出来はどうかと言いますと・・・・全然~わかりません。
私、その時、既に酔っ払っていましたから。お客さまにご馳走していただいたビール一気飲みして、既に出来上がってましたから(^0^)。でもとにかく楽しかった。ただ、それだけです。
お越し下さったみなさま、共演のみなさま、そしてお店のママさん、いろいろありがとうございました。
*お店のBGMに、ずー~っと、”ジャンゴラインハルト”が、かかっていたのも、とても嬉しかったです!
<曲目>
♪ひとり言
♪辿り着きたい場所
♪偽りの雨(New:この曲は、KAKADOライブ直前に、どうしても作りたくなった、その曲です)
♪ゆくえ
♪地球の真ん中
☆次回のライブは12月9日(土)を予定しています。場所は、東松山『音蔵』です。そして、またまた、さかたさん、岩橋さんにサポートをお願いし、3人でやることになりました(^-^)♪ ”茹蛸・冬の陣” 詳細は、拙HPを是非ご覧下さいませ。どうぞよろしくお願いします。
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