岡本太郎のピアノ。
ある曲のイントロとして、ほんの十数秒流れただけなのだが、とにかく、すごかった!
聴いた途端、ぐわーんと、胸に来て、ちょっと苦しくなった。
これ、なんでも、かつて某CMで、実際に太郎氏が弾いている映像とともに使われた、そのフレーズをサンプリングしたものらしいが、そういえば、そんなCM(多分何かのお酒?)、あったような気もするな・・・。
岡本太郎の壁画 『明日(あす)の神話』(1968~69年にかけて製作)。
氏が、生前に描きながらも、30年以上も行方不明になっていた巨大壁画で、2003年、メキシコで発見され、2005年に日本に戻ってきた。
それから、一年かけて修復され、今年の7月から8月まで、東京・汐留で一般公開されていた。
岡本太郎を敬愛するという”オリジナルラブの田島貴男”が、この壁画に触発されて作ったという、新曲 『明日(あした)の神話』(写真は、CDジャケット)。
そのイントロに使われているのが、今日ラジオで偶然聴いた、太郎氏の演奏する、短いピアノのフレーズなのだ。
岡本太郎の本は、いくつか読んだことがあるが、芸術を語るとき、人間を語るとき、いろいろな場面で、音楽を語っていることが多い。
岡本太郎とピアノの関係、なんだかとっても気になってしまう。
青山にある、『岡本太郎記念館』 http://www.taro-okamoto.or.jp/ では、氏が、与謝野晶子から貰い受け、ショパンを弾いた、というピアノを見ることができるらしい。
行ってみたいな・・・。
芸術って、表現するって、多分、みんな根っ子は一つ。その人の心と、そして生き方そのものなんだ。
それにしても、岡本太郎のピアノは・・・すごい。爆発してた。
*『明日の神話』再生プロジェクトオフィシャルページ http://www.1101.com/asunoshinwa/index.html
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