« わずかに開いた視界。 | トップページ | 十五の心。 »

2007年6月14日

MTRのワザを知る。

いよいよ、関東甲信地方も梅雨入りしたとのこと。これからしばらくは、今日のような天気が続くのかな。

さて、そんな雨の中、今日は、またまた録音の日。

ウォルフィーさんとスタジオ入りでした。

スタジオのクセや使い勝手、MTRの操作にも大分慣れ、だんだんと効率よく作業を進められるようになってきた感じです。

今日は、お願いしていた2曲に、全部で3種類の楽器を録音しました。

予定では2種類だったのですが、ウォルフィーさんの提案で、一つ楽器が増えました。

様々な楽器を扱うウォルフィーさん、まだまだたくさんの引き出しが隠れていそうです。

そして、今日は、録音ならではの、MTRならではの、音に奥行きと広がりを出す手法にも挑戦しました。

おそらく、MTRを扱う上で、こうした方法は、極めて普通のことなのだと思いますが、”MTR修行真っ只中”にある私にとっては、まさに画期的。

録れた音を再生したときには、感激してしまいました。

こうやって、ライブではできないことを音にする。

それもまた、録音の楽しさなのですね。

でも、そんな中でも、あくまでも、求める音は、できる限り素のままに、そして、作りこみ過ぎないように。

少しずつ、少しずつ、こうして音が形になっていくことは、本当に嬉しいです。

今ごろになって、ようやく録音が楽しいと思えるようになってきた私です。

ワケも分からず、ただ勢いのままにMTRを買ってしまった一昨年の11月。

しばらくは、MTRを目の前に、何をどう進めて行ったらいいのか、途方に暮れ、買ってしまったことを後悔した日も数知れず。

MTRの操作だけでなく、”音を作っていくということ”がどういうことなのか。

”自分の作りたい音のイメージ”がどんなものなのか。

そういう基本的なことも、全然考えないままに走り出してしまった自分が、本当に浅はかだったと嫌になり、途中、何度も投げ出したくなったのも事実です。

でも・・。

それでも、やっぱり、自分の音源を自分の手で作りたい、という気持ちはどうしても捨てられず、その思いに押されるままに、なんとかここまで突き進んできた。

そんな気がしています。

と同時に、何より大きな原動力。

それは、お忙しい中、時間を割き、力を貸してくださる方々とのご縁に他なりません。

私一人だったなら、今でもまだ、MTRを眺めては、深いため息に包まれているか、そろそろ売り払うことを決心しているか・・・。

とにかく、ようやくここまで来たのですから、最後まで、しっかり作り上げたいと思います。

まだまだ時間はかかると思います。

でも、一つ一つの作業を”楽しい”と思えるようになった私なのですから、これからは、ペースも少しは上がるかな?

今は、ひたすら、目指すゴールで待っている、”完成打ち上げ大宴会?!”、それを楽しみに、肝臓を鍛えつつ、前進あるのみ、ですね。

|

« わずかに開いた視界。 | トップページ | 十五の心。 »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: MTRのワザを知る。:

« わずかに開いた視界。 | トップページ | 十五の心。 »