MTRのワザを知る。
いよいよ、関東甲信地方も梅雨入りしたとのこと。これからしばらくは、今日のような天気が続くのかな。
さて、そんな雨の中、今日は、またまた録音の日。
ウォルフィーさんとスタジオ入りでした。
スタジオのクセや使い勝手、MTRの操作にも大分慣れ、だんだんと効率よく作業を進められるようになってきた感じです。
今日は、お願いしていた2曲に、全部で3種類の楽器を録音しました。
予定では2種類だったのですが、ウォルフィーさんの提案で、一つ楽器が増えました。
様々な楽器を扱うウォルフィーさん、まだまだたくさんの引き出しが隠れていそうです。
そして、今日は、録音ならではの、MTRならではの、音に奥行きと広がりを出す手法にも挑戦しました。
おそらく、MTRを扱う上で、こうした方法は、極めて普通のことなのだと思いますが、”MTR修行真っ只中”にある私にとっては、まさに画期的。
録れた音を再生したときには、感激してしまいました。
こうやって、ライブではできないことを音にする。
それもまた、録音の楽しさなのですね。
でも、そんな中でも、あくまでも、求める音は、できる限り素のままに、そして、作りこみ過ぎないように。
少しずつ、少しずつ、こうして音が形になっていくことは、本当に嬉しいです。
今ごろになって、ようやく録音が楽しいと思えるようになってきた私です。
ワケも分からず、ただ勢いのままにMTRを買ってしまった一昨年の11月。
しばらくは、MTRを目の前に、何をどう進めて行ったらいいのか、途方に暮れ、買ってしまったことを後悔した日も数知れず。
MTRの操作だけでなく、”音を作っていくということ”がどういうことなのか。
”自分の作りたい音のイメージ”がどんなものなのか。
そういう基本的なことも、全然考えないままに走り出してしまった自分が、本当に浅はかだったと嫌になり、途中、何度も投げ出したくなったのも事実です。
でも・・。
それでも、やっぱり、自分の音源を自分の手で作りたい、という気持ちはどうしても捨てられず、その思いに押されるままに、なんとかここまで突き進んできた。
そんな気がしています。
と同時に、何より大きな原動力。
それは、お忙しい中、時間を割き、力を貸してくださる方々とのご縁に他なりません。
私一人だったなら、今でもまだ、MTRを眺めては、深いため息に包まれているか、そろそろ売り払うことを決心しているか・・・。
とにかく、ようやくここまで来たのですから、最後まで、しっかり作り上げたいと思います。
まだまだ時間はかかると思います。
でも、一つ一つの作業を”楽しい”と思えるようになった私なのですから、これからは、ペースも少しは上がるかな?
今は、ひたすら、目指すゴールで待っている、”完成打ち上げ大宴会?!”、それを楽しみに、肝臓を鍛えつつ、前進あるのみ、ですね。
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