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2007年7月20日

好きな風景。

近所の桜の有名な公園で、近々、夏祭りが始まるようです。

昨日まで、ただ青々と芝生の広がっていた場所に、気づけば櫓が組み立てられ、その周りにたくさんのテントが張られ、にぎやかな風情に様変わりです。

これからきっとあれこれお店が出るに違いありません。

この公園は、本当に緑と風が気持ちよくて、いつもどこからか近隣の人々が訪れては、思い思いの時間を過ごしています。

私も、買い物に出かけるとき、散歩がてら、よくここを通り抜けますが、とりわけ夕方は、楽しいひとときです。

学校を終えた子供たちがたくさんやってきては、野球をしたり、サッカーをしたり、部活のユニフォーム姿で、ランニングやトレーニングに一生懸命汗を流したり。

その傍らで、犬の散歩仲間が集ったり、近くのテニスコートで練習を終えた主婦たちがビールで喉を潤したり。

熱心に太極拳に取り組むお年寄りや、鉄棒の練習をしている親子連れ、ベンチに寝転んで、のんびり寛いでいるお父さんもみかけます。

そうした、なんてことない日常の風景を眺めながら、私は、一人コソコソ、その公園を通り過ぎるわけですが、これが不思議なことに、淋しいどころか、とても幸せな気持になるのです^-^。

そこには、一日を無事に終えた安堵感とか、開放感とか、一生懸命積み重ねてきた日々の暮らしが確かにあって、みなそれぞれ、帰る場所は別であっても、今、自分が生きていることを、そして今日まで無事に生きてきたことを、知らず知らずのうちに、互いに確かめ合って、明日を迎える準備をしている。

私のオリジナル曲 『地球の真ん中』の歌詞に

 ”こんな平凡で、飾らない毎日が
明日も 明後日も ずっとずっと
僕を支えますように・・・
いつまでも 続きますように・・・”

というフレーズがありますが、その公園を通る度に、そして、みんなの思い思いの姿に触れる度に、ふと、そんな願いにも似た気持が、胸に広がっていくのです。

夏祭りが始まれば、きっといくつもの鮮やかな浴衣の模様がゆらゆらと、梅雨明け間近の空を彩ってくれることでしょう。

我が家はそれを眩しく眺めながら、屋台の食べ歩きと行きましょうか。

どうぞ良い週末を♪ 

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