未来のスパン。
今年も、残すところ、あと2週間となりました。
年末を迎えるに当たって、この一年を振り返ると・・・。
毎年のことながら、猛スピードで時間が流れていきました。
あっという間の駆け足の中、出来たことより、出来なかったことの方がずっとずっと多いけれど、それでも、何かが生まれて、繋がった。
そんな気がします。
そして、これから先を考えるとき。
ここのところ”1年”という単位を飛び越して、それは5年だったり、10年だったり。
そんな長いスパンで捉えるようになっています。
だんだんと、残された時間も有限であるとわかり始め、本当なら、一年一年を着実に歩んでいく方が近道のような気もするけれど、でも、”こんな自分でいたい”と、その未来を思い描くとき、なぜだかそれは、1年後の私ではなく、もっともっと先にある自分の姿。
そしてそこには、やっぱり歌っている自分。
作っている自分。
歌を通じて、誰かと、そして自分自身と向き合っている自分がいる。
5年先、10年先。
そういう単位で自分の未来を思い描くことって、今にして思えば、むしろ若いときにはできなかったことのような気がします。
なんだか不思議。
それだけ、生きることに積極的になった、ということなのかな。
年を重ねるって、もしかしたら、そういうことなのかもしれません。
少しずつ、いろんなものが見え始め、自分の人生の終わりを、多少なりとも意識し始める頃、その終わりに向って ”最後は、きっとこんな自分でいたい”。
そうやって、今までより大きなスパンで、毎日を考えられるようになる。
そういうものなのかもしれません。
いずれにしても、まだまだ歌いたい。
まだまだ作りたい。
そして、もっともっと周りの人を好きになりたい。
そういう気持ちは、これからもきっと、衰えることはないような気がします。
歌を始める前の自分と、今の自分。
何かが変わったようでいて、実は何も変わっていないのかもしれません。
ずっと前から、私は、今の私に向って歩いていたのかな。
そして、これから先もきっと、どんなにささやかで、見えないほどの細い道であっても、私だけのために開いている場所を探しながら、そこに向って歩いていくのかな。
・・と、ふと、そんなことを思う年の瀬です。
そろそろ、大掃除の準備もしないとな。
こっちは、やっぱり1年スパンで・・・^-^b。
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