『犬は神様』
著者は、銅版画家の山本容子さん。
山本さんが、子供の頃から飼った5頭の犬たちとのエピソードを、自分の人生に絡めながら振り返る、という内容で、80ページ程度の短編のため、あっという間に読めてしまいます。
淡々と綴られているだけに、ちょっとジーンとする場面もあって、とても面白かったです。
”犬”と言えば、私自身は、住宅事情等々で、これまで一度も飼ったことはありませんが、夫の実家には、かつて牡の柴犬がいました。
名前は、竜(りゅう)といいます。
13歳まで生きました。
・・・と言っても、夫の大学時代に死んでしまったので、私は会った事がありません。
ドテっ!
でも、何度も話題に上ったり、写真を見ているうちに、すっかり自分も、一緒に飼っていたような、昔から知っているような、そんな気になっているのです。
夫は、ことあるごとに ”自分に一番懐いていた”・・と自慢しますが、義母の話によると、今は亡きおじいさんのことが一番好きだったそうで(やっぱりね(笑))、そんな大好きなおじいさんが、老犬になった”りゅう”のためにと、こしらえてくれた新しい犬小屋。
その犬小屋が完成した日。
よろよろとおぼつかない足取りで、古い小屋から連れて行かれる途中、ほっとしたように、息を引き取ったのだそうです。
いつだったか、そんな”りゅう”の命日に、たまたま夫の実家に二人で帰っていたことがありました。
せっかくだからと、好きだったハムや魚をお皿に乗せて、”りゅう”の眠っている”竜の髭(これは植物)”の根元にお参りをしました。
するとその夜のこと。
自分たちの部屋でくつろいでいると、身体のすぐ近くで、今まで一度も聞いたことのない、ピシピシっ、という、とても大きな音がして、私はなぜだかそのとき咄嗟に ”りゅうが来た!”と感じました。
そしたら、なんと夫も同じことを思っていたようで、二人でびっくりしてしてしまいました。
不思議なことがあるものです。
今となって見れば、ただの思い過ごしだったのかもしれません。
でも、私たちが帰ったことを”りゅう”が喜んで、近くまで遊びに来てくれたのかもしれないと思うと、私も、家族の一人として、”りゅう”が受け入れてくれたような気がして、ちょっと嬉しい気持ちになるのです。
さて。
明日からの三連休、そんな信州へまたまた帰省します。
ようやく、かの”エアロバイク”を実家へ運び入れます。
気づけば、富士山に向って、既に100キロ近く漕いでしまった私です^-^;;。
キコキコ~。
ウォーミングアップは万全です。
ちょっと重いけど、エンストしないよう、気をつけて行ってきます。
天気が崩れるみたいですがなんのその。
どうぞよい週末をお過ごしください!
*たった今、ひろあさんのブログを見て、絵文字が使えるようになっていることを発見しました。
これは使ってみなければ~!!
ということで、
早速、好きなもの・・・入れてみました。うはは。
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