ヒデとカズ。
アモーレ ミオ~・・・!! と叫んで止まない『愛の奇跡』は ”ヒデとロザンナ”ですが、”ヒデとカズ・・”と言えば、もちろんサッカーです。
オーレ!
カズこと三浦和良氏の、ある誌上対談を読みました。
その中で、カズが、自身と中田英寿を対比して、興味深いことを語っていました。
お互いサッカーが好き、という点は共通していて、それがあれば十分なのだけれど、もしも違いを挙げるとするなら・・
ヒデはデジタルで、自分はアナログ。
ヒデは芸術家で、自分は職人。
”芸術家というのは、自分が理想とするものがなくなったら、すぐにやめてしまうけど、職人は何が無くとも、ずっと作り続ける”
そういうものなんじゃないかと。
なるほど・・・。
スポーツにおいても、そういう考えた方ができるのですね。
この対談を読んで思い出したのは、スピードスケートの”岡崎朋美”と”島崎京子”の関係です。
天才スケーターと期待され、早い時期からその才覚を現した島崎さんと、遅咲きタイプの岡崎さん。
ライバル関係にもあったこの二人は、おそらく、スケートを始めた時期や年齢は同じくらいだと思いますが、島崎さんは長野オリンピックを機に引退し、岡崎さんは今も現役で活躍されています。
やっぱり、ここにも、芸術家タイプと職人タイプの違いが隠されていたのかな・・・と、ふとそんなことを考えました。
好きなものに対して、自分がどう向き合っていくのか。
それは、本当に人それぞれで、何が正しくて何が間違っているか、それを論じてみたところで意味はありませんし、答えはみつかるはずもありません。
カズ自身も ”自分は職人肌だから、芸術家肌のヒデより優れている”ということを言っているわけではなく、むしろ ”ヒデにはもっと続けてほしかった。今だからこそ、一緒にやりたかった。”という、41歳のサッカープレーヤーとしての本音を見せているに過ぎないのです。
それにしても、カズのサッカーにかける情熱はすごいですね。
自分のサッカー人生が終わる・・ということは考えたことがないと言っています。
まだまだ苦しい練習もできるし、追い込めるし、ストイックにもなれる、と言っています。
”好き”という気持ちから生まれる、自分の中の秘めたるパワー。
そのパワーが、とことん尽きるまで、一つのことに挑み続けるのが職人なら、そのパワーを、柔軟に変化させ、さまざまな形で熟成させていくのが芸術家。
そんなことも言えるのかもしれませんね。
さて。
いよいよ花粉も大量飛散を開始するようで、戦々恐々としている私でありますが、ティアラこうとうライブを一週間後に控え、既に緊張モードも高まりつつある週末です。
ベランダに出て野菜のチェックをしながら、ちょっとリラックス・・、と思ったら、やっと大きくなったホウレンソウ第2弾を、しっかり鳥がつついているではありませんか~!!!
せっかく食べようと思ったのにショック~・・・と悲嘆にくれつつも、なぜだかちょっと嬉しく思ってしまう自分がいるのは・・・なぜ・・?
どうぞよい週末を!
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