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2008年2月27日

雛人形の運命やいかに。

昨晩も随分風が強く吹きました。

春は、いつでも行ったり来たり。

その待ち遠しさが、またいいのかもしれません。

今朝、母から届いた”携帯メール定期便”。

”昨日、がんばっておひなさま、飾りました”との報告がありました。

3月3日、桃の節句が巡って来ます(信州も、ひな祭りは新暦に沿います)。

実家にある雛飾りは、姉が生まれたときに買ったものなので、かれこれ48年。

それなりに長い年月が経ちました。

その間、姉も私も結婚してからは、ひな祭りもそれぞれ別々だったため、一年一度、母が一人で飾り、また仕舞う・・・。

それをずっと担ってくれていました。

そして今年は、”その飾り付けが、いよいよ難儀になってきて、来年はもう一人ではできないかもしれない・・”と。

なるほど、体調のこともありますが、いよいよそういう年齢になったのだな、と少々感慨にふけってしまいました。

・・・と、そこへなにやら追伸のメールがもう一通・・。

”そろそろどこかの神社で処分してもらうのがいいかしら・・”

・・・って、だからあのね~^-^;;。

うちの母は放っておくと、なんでそうすぐそっちの方向へ突き進むのでありましょうか・・・・。

油断も隙もありません!

とは言え、現実問題、母の手元において置くことが困難になれば、あの”段飾りの雛人形”を、一体誰が管理したらいいのか。

処分するのは問題外として(笑)、姉のところには姪のお雛様がありますし、となればやっぱり、我が家に持ってくる、それが一番いいのかもしれません。

今までは、住宅事情もあって、自分のところで飾るなど考えたこともありませんでしたが、幸い、今度の家ならなんとかなりそうですし、来年は、本当にそうしようかな、と部屋の中をぐるりと見回しているところです。

母が48年、大事に面倒を見ていてくれた人形たち。

それを今度は私が引き受ける・・。

いざとなると、なんだか寂しい気持ちにもなりますが、それでも、神社であっけなく処分してしまうよりは、人形たちもおそらく浮かばれるのではないかと・・(笑)。

親が年を取り、その分自分も年を取り、今までなんでもなく繰り返されていた一つ一つの事柄が、”なんでもないこと”ではなくなる。

そういう場面には、これからますます、いくつも直面することと思いますが、その都度、一番いい方法を探して収めていく。

それを考えるのが、やっぱり家族なのかな、と思います。

ともあれ、実家の雛人形たち。

”神社行き”を阻止すべく、今ごろ青くなって、皆で策を講じているのではないかと想像すると、なんだかおかしくなってしまいます。

雛あられも甘酒も、供えられたって喉を通らない・・かもしれませんね(笑)。

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