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2008年3月10日

『ソラうたVol.25』報告。

今日はしとしと雨模様。花粉も少し落ち着いています。0314_singdo_4

8日のティアラこうとう『ソラうた』、お越し下さいましたみなさま、本当にありがとうございました。

改めて、心よりお礼申し上げます。

歌う前に思うこと、歌い終わってから思うこと。

それは大概いつも、少し違っています。

今回も、歌い終わった時、”私は、【音楽】という大きな存在以前に、ただもう 【ピアノを弾いて歌う】、そのことが本当に好きで、”弾き語る”という限られた行為の中に、何かしら、自分の存在を確かめようとしているのだな”、ということを、改めて確認したような気がします。

一方、わからなくなったこと。

その一番は、自分の”辿り着きたい場所”。

これまでも、ずっとわからなかったけれど、それがますますわからなくなって、また少し、遠くへ行ってしまったような気がします。

でも、きっとどこかに”在る”。

そのことだけは、手ごたえとして感じられたようにも思います。

さて。

そんな『ソラうた』で、今回歌った5曲をご紹介いたします。

☆It's a sunny day

2005年2月の保土ヶ谷以来、3年ぶりに歌いました。初期の頃の作品なので、拙さは隠し切れませんが、その分愛着もあり、春を感じていただけたらいいなと、選びました。

☆辿り着きたい場所

迷うこと、悩むこと、たくさんあっても、まずはしっかり歌に向き合っていこう。そう決めたときに作った曲。歌い始めてちょうど4年のこの節目に是非歌いたかった曲です。

☆愛を探そう

男性は、きっと心の奥底では、”好きな女性にずっとそばにいてほしい、そして守ってもらいたい・・”。そんなことを思っているのではないかな・・というところから作った、”私なりの男性観”に基づく作品です^-^。

☆宝石

初めて、”自分以外の人の書いた言葉”に曲をつけ、今回初披露しました。

”2つの意味で初めての曲”を、あの小ホールで歌うのは大変勇気が要りましたが、それはまた、たくさんの方に聴いていただけるチャンスでもあると捉え、敢えて挑戦しました。

その”言葉”とは、茹蛸メンバー岩橋さんの、昨年9月30日のブログの最後に書かれていた”詩”の部分です。

これを読んだとき、私の中で、知らないうちに音が流れ出し、気づいたら、勝手に曲を作っていて、その衝動を、どうにも抑えることが出来ませんでした。

岩橋さんご自身は、曲をつけることなど全く前提になく書かれた言葉ですが、こうして一つの作品として形にできたこと、とても感謝しています。(詞として、一部加筆)

☆大糸線の走る町

2004年8月の『ソラうた』に出演したとき、初めて、”故郷以外の場所”で、この曲を歌いました。

それまでは、地元でしか受け入れられないのでは・・と、自分の中で枠をはめてしまっていた作品ですが、演奏後、お客様から ”一緒に列車に乗って、旅をしているような気持ちになりました”という感想をいただき、それをきっかけに、以降、いろいろな場所で、この曲を歌うようになりました。

30分で、この5曲は、かなり時間一杯ではありましたが、何より”歌”を通じて、この4年の、自分なりの変化を、少しでお見せすることができたなら・・・。

それを願っています。

まだまだ歌いたい。

ようやくこれから、いろんなことが始まる。

そんな新たなスタート地点に立ったような気もしています。

・・ということは・・・この私に、のんびり寛いでいる余裕はない、ということでもあり、今日からまた、花粉を浴びつつ、”麗しの録音作業”にどっぷりと浸かります。

こちらも、一曲一曲自分なりの思いをこめて作成していますので、完成の折には、是非とも聞いてくださいませ。

こちらの辿り着きたい場所。

いよいよ視界に入ってきました。

あとひと踏ん張り・・・だと思います。<*断言できない自分が哀しい(・・、)>

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» そして、シンドウさん♪ [Gan☆のひとり言]
 今日は、久々に深残してしまい、帰ったら10時過ぎでした。あ~疲れた。 [続きを読む]

受信: 2008年3月11日 23:28

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