『ソラうたVol.25』報告。
8日のティアラこうとう『ソラうた』、お越し下さいましたみなさま、本当にありがとうございました。
改めて、心よりお礼申し上げます。
歌う前に思うこと、歌い終わってから思うこと。
それは大概いつも、少し違っています。
今回も、歌い終わった時、”私は、【音楽】という大きな存在以前に、ただもう 【ピアノを弾いて歌う】、そのことが本当に好きで、”弾き語る”という限られた行為の中に、何かしら、自分の存在を確かめようとしているのだな”、ということを、改めて確認したような気がします。
一方、わからなくなったこと。
その一番は、自分の”辿り着きたい場所”。
これまでも、ずっとわからなかったけれど、それがますますわからなくなって、また少し、遠くへ行ってしまったような気がします。
でも、きっとどこかに”在る”。
そのことだけは、手ごたえとして感じられたようにも思います。
さて。
そんな『ソラうた』で、今回歌った5曲をご紹介いたします。
☆It's a sunny day
2005年2月の保土ヶ谷以来、3年ぶりに歌いました。初期の頃の作品なので、拙さは隠し切れませんが、その分愛着もあり、春を感じていただけたらいいなと、選びました。
☆辿り着きたい場所
迷うこと、悩むこと、たくさんあっても、まずはしっかり歌に向き合っていこう。そう決めたときに作った曲。歌い始めてちょうど4年のこの節目に是非歌いたかった曲です。
☆愛を探そう
男性は、きっと心の奥底では、”好きな女性にずっとそばにいてほしい、そして守ってもらいたい・・”。そんなことを思っているのではないかな・・というところから作った、”私なりの男性観”に基づく作品です^-^。
☆宝石
初めて、”自分以外の人の書いた言葉”に曲をつけ、今回初披露しました。
”2つの意味で初めての曲”を、あの小ホールで歌うのは大変勇気が要りましたが、それはまた、たくさんの方に聴いていただけるチャンスでもあると捉え、敢えて挑戦しました。
その”言葉”とは、茹蛸メンバー岩橋さんの、昨年9月30日のブログの最後に書かれていた”詩”の部分です。
これを読んだとき、私の中で、知らないうちに音が流れ出し、気づいたら、勝手に曲を作っていて、その衝動を、どうにも抑えることが出来ませんでした。
岩橋さんご自身は、曲をつけることなど全く前提になく書かれた言葉ですが、こうして一つの作品として形にできたこと、とても感謝しています。(詞として、一部加筆)
☆大糸線の走る町
2004年8月の『ソラうた』に出演したとき、初めて、”故郷以外の場所”で、この曲を歌いました。
それまでは、地元でしか受け入れられないのでは・・と、自分の中で枠をはめてしまっていた作品ですが、演奏後、お客様から ”一緒に列車に乗って、旅をしているような気持ちになりました”という感想をいただき、それをきっかけに、以降、いろいろな場所で、この曲を歌うようになりました。
30分で、この5曲は、かなり時間一杯ではありましたが、何より”歌”を通じて、この4年の、自分なりの変化を、少しでお見せすることができたなら・・・。
それを願っています。
まだまだ歌いたい。
ようやくこれから、いろんなことが始まる。
そんな新たなスタート地点に立ったような気もしています。
・・ということは・・・この私に、のんびり寛いでいる余裕はない、ということでもあり、今日からまた、花粉を浴びつつ、”麗しの録音作業”にどっぷりと浸かります。
こちらも、一曲一曲自分なりの思いをこめて作成していますので、完成の折には、是非とも聞いてくださいませ。
こちらの辿り着きたい場所。
いよいよ視界に入ってきました。
あとひと踏ん張り・・・だと思います。<*断言できない自分が哀しい(・・、)>
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