落花生。
根菜は初めてなので、楽しみです。
その名の通り、二十日ほどで収穫できるため、せっかちの私にはとても嬉しい野菜の一つ。
ところで。
その名の通りと言えば、”落花生”。
名前の由来、ご存知でしょうか。
それは、まさに落花生の成長過程そのもの。
6月ごろ、小さな黄色い花を咲かせた後、その花が落ち、茎が子房柄となって、土の中にどんどんもぐって行く。
そのもぐった先の地中で、落花生の実は生るのだそうで、引っ張り出しての収穫はなかなかの手間なのだそうです。
根っこでもないのに、不思議な結実です。(イラストは、八街市のHPから拝借。)
普段何気なく食べている植物にも、探ればそれぞれ、思いがけない秘密が隠されているものなのですね。
実は先日、その落花生にまつわる、ちょっとしたハプニングがありまして。
夫の実家の冷蔵庫に、大事に保管されていた貴重な”落花生の種”。
それとは知らぬこの私。
晩のお酒のつまみにちょうどいい!と、ついつい食卓に引っ張り出し、湿気っていると勘違いした末、こともあろうに、懇切丁寧、炒ってしまいまして。
Oh!
聞けばなんでも、千葉に住む義母の友人が、わざわざ送ってくれた、”とっておきの種”だったようで、ことの顛末を知った義母の顔には、少なからず落胆の色が~・・ぁぁぁ。
こっそりつまみ食いしたとき、どうりで”生々しい”味がしました(冷汗)。
まさかあれが種だったとは・・。
よく考えてみれば、生の落花生なんて、普段お店では見かけないですよね。
・・・・ということで、安曇野は義父母の畑に、この夏、芽を出すはずだった落花生。
花を咲かす夢は潰え、彼岸の夜、酒のつまみへとあえなく消えてしまったのでありました。
でも、それがきっかけで、落花生の名前の由来がわかったし、タネの味もわかったし。
禍い転じて福と~・・・・?
・・・はなってないですね、はい。
今度から、タネ類、豆類、気をつけます(・・、)
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