最近(最後まで)観たDVD。
家で、お菓子をつまみ、ゴロゴロしながら見る映画。
そんな時間はたまらなく好きです。
好きですが、あまりの心地良さに、その5割以上は、確実に睡魔に負けてしまう私。
しかも、映画の内容がおもしろいかどうか、そのことには直接関係ない・・。
あれは本当に不思議です。
そんな中、もちろん最後まで観通す場合もありまして、最近で言うならば、『めがね』がその一つです。
監督・脚本は、少し前、静かなブームを呼んだ『かもめ食堂』と同じ荻上直子さん。
キャストも、”もたいまさこ&小林聡美”は共通で、映画に流れるトーンや映像の美しさは、”かもめ食堂”によく似ています。
ストーリー自体は、いたってシンプルで、”人にとっての本当の自由とは?”・・・というようなテーマを、あまり凹凸のない展開の中に、淡々とちりばめている。
『かもめ食堂』を観た時も、直後は、どうってことない映画だな~・・・・と思ったのに、時間が経つにつれ、なぜだかじわじわ効いて来る・・・。
今回も、それと同じような感想を持ちました。
また、劇中、さりげなく使われている音楽。
”映画音楽”というと、どことなく”大作”というイメージがありますが、ここで使われている音楽は、むしろ”効果音”に近いもの。
控えめながら、映像としっくりマッチしていて、それも印象的でした。
こちらで試聴できます。
それと、もう一つ、完・鑑賞?した作品を挙げるとしたら、アルゼンチン映画の『ボンボン』・・・かな。
まじめだけが取り柄のような中年男性が、職を失い、運のない毎日を過ごす中、ひょんなことから出遭った白い猟犬”ボンボン”。
この”ボンボン”がやって来た日から、身の回りに少しずつ、いいことが起こるようになる・・・。
こちらもいたってシンプルなお話ですが、この映画で、最初から最後まで、終始釘付けになったもの、それはなんといっても、主人公を演じるファン・ビジェガスです。
その ”表情”や”存在感”は、セリフの少なさに相反し、主人公の人物像を物語るに十分過ぎて、一体どういう役者なんだろうと、観ている間中、興味津々。
早速調べてみましたところ、なんとこの方、”この役柄のために抜擢された、役柄と同じ経歴を持つ 全くの素人”なのだそうです!
う~ん、それはすごい!すご過ぎる!
あのぎこちなさは、演技なのか、素のままなのか。
この映画、世間の評判は、必ずしも良いとは言えないものですが、私の中では、”最良のプロフェッショナルはまた、最高のアマチュアでもある”という言葉を思い出さずにはいられない作品となりました。
・・・ということで、こうして書いてみてわかりましたが、私が最後まで観通せる作品とは、いずれにしても”単純なもの”、ということが条件なのですね~・・(汗)。
さて。
今週乗り切ると、いよいよGWですね。
私の花粉も、ようやく8割方終わりのところまで来た感じです。
GWが明けたら、また歌いたい。
それを楽しみに、一週間元気にがんばります(^-^)ノ
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