谷間の『みゅーじん』
5月初日、家事三昧で暮れました。
昨日東京に戻ってみたら、ベランダ一面花盛り。”都忘れ”も”すずらん”も、これからしばらく見ごろです。
家の内外、あっちへこっちへ動きつつも、食欲だけは本日休業。
帰省中、いつものことながら食べ過ぎまして、胃袋・若干疲弊気味です。
ところで。
留守中の27日、予約録画しておいた『みゅーじん』を、今、ほっと一息つきながら再生しました。
ゲストは、N○Kで毎週楽しみに観ている、あの ”国府弘子さん”。
休み中、さかたさん推奨の『ピアノ一丁』を読んだばかりだったので、その内容と重なる部分もたくさんあって、とても興味深かったです。
クラシックとジャズの間で、自分の居場所を探し続けた21年流浪の旅。
そんな、苦悩と葛藤を知り、ますます国府さんを好きになりました。
それにしても、ピアノとは、全力でぶつかるには、本当に手ごわい相手です。
腰にコルセット、肩に湿布の満身創痍で舞台に立ち、男性ジャズピアニスト5人(山下洋輔、佐山雅弘、島健 小原孝 塩谷哲 )を相手に”ボレロ”を演ずる国府さんは、まるで何かと戦っているよう。
この『ジャズ・ピアノ六連弾』は、3年前からの企画だそうですが、音楽を通り越した格闘技のようでもあり、観ていてちょっと切なくなりました。
国府さんにとっては、こうした自分の限界への挑戦も、気心知れたバンドの自由なアンサンブルも、どちらもなくてはならないものなのでしょう。
”ジャズとかクラシックとか、そうした音楽の垣根を取り払い、自分の気持ちが動いたとき、それをただ音にするだけ。”
”クラシックを飛び出し、ジャズに出会えた事で、自分のピアノが100万倍幸せになった。”
そういいきれる国府さんは、とてもカッコイイです。
私自身の歌を見たって、今後ますますどんなジャンルにも入れそうに無い、風来坊の宙ぶらりん。
だからと言って ”ただ歌うのみ”なんて境地には、到底至れるはずもありませんが、それでもやっぱりできることと言えば ”ただ歌うのみ・・・”。
それはそうと、今明かされた国府さんのパートナー!
11歳年下の、とっても素敵なミュージシャンなのであります~。
なんでも家事全般を引き受けつつ、表から裏から、国府さんを支えているとのこと。
このご主人の前では、ふっと寛ぎを見せた素の国府さんが、とても印象的でした。
さて。
明日から、私もまた、しばし録音作業と格闘します。
そうしてしっかりお腹の調子を整えて、万全な食欲と供に、GW後半へと突入しなくっちゃね~♪
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