« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »

2008年6月30日

巡り合わせ。

・・・とは、【自然にそうなる運命】のこと。

今まで、何気なく使っていたけれど、いい言葉です。

向こうから、期せず訪れる流れに、逆らうことなく、拒むことなく、静かに自分を委ねていく。

そのことの持つ、意味も重さも、今は自分なりに理解できるようになりました。

でも。

”自然にそうなる運命”も、時に”そうなるかどうかわからないまま”、”そうなると信じて” じっと待たなくてはならないこともあります。

いや、”待たなくてはならない方”がずっと多いのかもしれません。

待って待って、願って願って、そうして初めて巡ってくる運命。

待って待って、願って願って、信じた先に訪れるチャンス。

私は今日、ある出来事に、ようやく巡り合う事ができました。

途中何度も諦めかけたけれど、あと少し、もう少しと、願い続け、待ち続け、ようやくやってきた巡り合わせ。

本当にやってきたんだ・・・・。

まだ、少し信じられない気持ちです。

あとはこの機会を無駄にしないよう、逃さないよう、精一杯向き合って、自分の力を尽くしたい。

まだまだ先は長いけど、がんばるぞ~!!

・・・と、一人勝手に先走り、興奮冷めやらぬ私ですが、くれぐれも、いつもの早とちりの粗相をしでかさないよう、気持ちを引き締めて、今週は、大阪ライブに向けて、しっかり準備を整えます。

また一週間、元気に過ごしましょう~。

| | トラックバック (0)

2008年6月27日

初夏のフレグランス♪

ベランダのくちなしが、続々と花を開き始め、甘い香りを漂わせています。

毎年やって来た、あの”食欲旺盛・バリバリ隊”も、今の家に越してからは、とんと姿を現さなくなったため、若葉はぐんぐんとその勢いを増し、つぼみの数も、もう数え切れないほどになりました。

咲いたばかりのくちなしの花は、まさに一点の曇りなき”白”。

遠い日の、穢れ無き自分の姿を見るようです☆\(-_-)。

一方、家の中にも、これまた芳醇な香りが漂っておりまして・・・。

先日仕込んだ”塩漬けの梅”。

その後順調に梅酢も上がり、今のところカビに見舞われることもなく、濃厚かつフルーティーな香りを放ちつつ、天日干しに向けて熟成中です。

今年は、”仕込み系”に目覚め、いつも以上に果実酒等をたくさん作ろうと目論んでいるため、部屋の片隅に、とうとうそれ専用のラックを設けてしまいました。

毎朝、そのラックを眺め、ついでに梅の壷に鼻をつっこんで、初夏のフレグランスを味わう、というのが、今の私の小さな喜びです。

梅雨明けが待ち遠しいような、明けたら明けたで、また雨が恋しくなるような・・・。

夏至を過ぎ、太陽の高さが、逆戻りを始めた6月末。

でも、夏の匂いはこれからが本番ですね。

☆7月19日(土)の、夏だよりコンサートの出演順が、1番に決まりました。

14時開演、ステージの幕開け<本当に幕が上がるらしい・・・(汗)>を、しっかり努めますので、みなさま、お時間ありましたら、練馬公民館ホールまで、是非足をお運びください。

心よりお待ちしております。

どうぞ良い週末を!

| | トラックバック (0)

2008年6月26日

「今日の雨はいい雨だ」The Chang

今日の雨はいい雨だ

何も考えなくて済むから

今日の雨はいい雨だ

ぼんやりと午後は過ぎて行く

車を走らせていると、ふと、ラジオからこの曲が流れてきました。

初めて聴く声、初めて聴く歌詞、初めて聞く名前。

取り立ててどうということもない歌なのに、不思議と気持ちが救われて行きました。

調子悪くはないぜ

どうせ雨はいい雨だ

この雨を楽しんでいる

なにがどうしてそうなったのか・・・・

説明のつかない事柄に、説明のつかない歯車に、誰かが巻き込まれ、翻弄されていようとも、それを知らない私の前には、いつもと同じ時間が流れ、そして過ぎて行く。

生きて行くということは、時に冷酷で、時に無情なものなのかもしれません。

今日の雨はいい雨だから・・・

明日も多分いい雨・・・

きっとまた、どこかでしとしと会いましょう。

あなたの上にも、私の上にも 今日の雨はずっといい雨・・・。

| | トラックバック (0)

2008年6月24日

食い倒れて、大阪。

気づけば来週はもう7月!

いよいよ夏がやって来ますね!

ということは、ということは、楽しみにしていた、七夕ライブも間近です。

ここのところ、そちらの準備にとりかかっているため、録音作業は小休止。

・・・ではありますが、そんな中でも、やれることをみつけては、じっくりじわじわ、同時進行しています。

時の流れに身を任せ~・・・ながらも、完全に歩みを止めてしまうと、あっという間に、また来年の七夕が来てしまいますからね・・・☆\(-_-)

”歌”と”ピアノ”については、今はライブに気持ちを傾けつつ、録音面では、音を離れて、ハード関係の準備に取り掛かり始めました。

ぽつぽつと、ジャケットのデザインや文字関連の構成など。

家事と練習の合間に、こういう作業に没頭するのも、なかなか楽しいものです。

音源の”タイトル”と”曲目”は、ほぼ確定しているので、あとはぼんやりながらも、そのイメージを色に変え、形に変え、自分なりに膨らませて行く・・。

少しずつではありますが、具体的になって来ています。

そして、イメージが具体的になって来ると、そこにはまた新たな課題も生まれて来そうな予感が。

実際の製作を、どこでどう進めて行ったらいいのか、そろそろ考え始めなくてはだめですね。

・・・ということで、いろいろ調べているのですが、自分のイメージしていることが、果たして実現できるのか、既に若干の不安も芽生えているのです。

うむ。

・・ですが、きっと何かしらの策はみつかると信じています。

そのためにも、まずは”実現したい形”を自分の中でもっと具体的に固めて、そこから道を探っていこうと思います。

汗はかいても、焦らず焦らず。

MTRを買い込んで、茫然自失、途方に暮れた、3年前の秋。

あの日の自分を振り返れば、おそらく、大抵のことは乗り越えて行けるんじゃないかと、自分で自分にそう言い聞かせて、まずは5日を楽しみに、一つ一つ駒を進めて参ります。

そう言えば。

大阪の街に、岩○さんの兄弟、”微笑みの食いだおれ太郎Kuidaore_2”は、今年が見納めになるのでありましょうか・・・。

なんだか寂しいな~。

今宵は、一足先に、寝屋川にて、食い倒れ、歌い倒れる夢を見ながら眠りましょう~。

お休みなさい☆

| | トラックバック (0)

2008年6月18日

仕込んで、待つ楽しみ。

昨日は、実に楽しい一日でした。

5月の、国分寺gieeで時を同じくしたメンバーが、”武蔵野の縁”あって、場所を変え、形を変え、集い、語らい、そして歩く。

これまで、お互い音楽の場だけで見せてきた”横顔”とは、また違った一面に触れ合えたようで、とても素敵な、そして充実したひとときとなりました。

おしゃべりとともに、お腹一杯食べた私は、これからも、”迷いながら、立ち止まりながら、それでも、一つ一つに心を込めて進んで行こう!”と、改めて、自分で自分に発破をかけました。

さて。

そんな気合充満の私ですが、今日は、朝から張り切って、二つの仕込をいたしました。

一つは、梅。

梅酒は、既に、氷砂糖と黒砂糖と、二瓶仕込み済みでありますが、今年は、勇気を出して?梅干にも挑戦してみようと思うのです。

・・・うまくいくかな?

まずは第一段階 ”梅の塩漬け”に取り掛かりました。

塩をまぶした梅を瓶に入れ、重石を載せ、浸透圧で”梅酢”という水分が上がるのを待ちます。

梅酢が上がってきたら、あとは、重石をはずし、梅がカビないように注意を払って保存し、梅雨が明けたら、天日干し。

乾き具合を見計らって、いよいよ白梅干の完成、と相成ります。(私は、コチラのHPを参考にしました)

こうして、文字にしてみると、至極簡単なようにも見えますが、実際には、途中、いくつもの難関が待ち受けているらしく、おいしい梅干を手にするまでには、なかなかの根気と手間が要るようです。

店頭に並ぶ梅干が高いのには、それなりの理由があるのですね。

そして、もう一つの仕込みは、ビワ酒です!

ここ一週間くらいで、一気に熟したかわいい実たち。

今年も、小ぶりながら、15個も採れましたので、おいしくなれよ~、と言い聞かせながら、一つ二つとホワイトリカーに漬け込みました。

おいしくなれよ~♪

こうして、自分の手で仕込んだ食べ物が、いずれ時期が来て、ささやかながらも食卓を賑わせてくれる。

誠、小さな幸せです。

時間の流れが速くなればなるほど、”待つことの”楽しさを、忘れて行く世の中。

”こらえること” ”辛抱すること”。

その先に見える喜びや感謝には、労せず手に入れた結果より、きっとずっと力強い花が咲く。

そんなことを考えながら手を動かし、でもやっぱり、”早く食べたい、呑みたい、味わいたい~!”と、矛盾する自分のお腹に呆れつつ、梅雨明けを待つ私なのであります。

明日から週末まで、毛虫と日焼けに注意しながら、信州に帰省してまいります~。

| | トラックバック (0)

2008年6月16日

好き、Tuki、Tuki Tuki♪ 

今日は、朝から良いお天気。

この週末にまた増えたベランダ仲間のオクラも、とても元気です。

ミックスサラダもホウレンソウも、小松菜も、この時期蒔く種は、発芽が早い!!

一日であっという間に土を盛り上げる姿を見て、日照の力は偉大だな~とつくづく実感。

そして、私も昨日、梅雨の晴れ間を味わうように、楽しくもパワフルな音楽で、身も心もリフレッシュ!

OTODA出演の”あたふた~ず(師匠&のりたん)”を見に、戸田公園まで行って参りました。

今回も、あたふた~ずは、楽しかった!  080615otoda1_4

”ライブ”ならではの、”目の前で聞くからこそ”の、ドキドキ、ハラハラてんこ盛り。

一曲目、いきなり、チャーの”闘牛士”で始まった日には、既にノリノリ、全身前のめりになっていた私です。

メインの「懐かしのテレビ番組特集」も、アニメ、スポ根、お馴染みの曲あり、初めて聴く曲あり、ツボをくすぐる充実のラインナップ。

それぞれをコンパクトにアレンジしながらも、ツインギターのすばらしさが際立っていて、どれもまさに”あたふた~ず”の世界になっている。

時に南極の冷気に包まれそうになるMCも(すす、すみません!)、歌い出した途端、一気に赤道直下の気合と熱気に変貌するから、それが本当、すごいなと思うのです。

隠れた名曲、”さすらい”(「名犬ロンドン物語」の主題歌)。

ギターも、歌も、とてもよかった。

しんみり聞かせる私の大好きなあの2曲も、やっぱりじーんと来てしまった。

ラストの「ハナミズキ」が始まると、どこからともなく喋々がやってきて、ずっとひらひら飛んでいたのは偶然?必然?

ともあれ、本当に楽しい45分で、あたふた~ずには、どんなに素敵なライブハウスより、気持ちのいい空と風と笑い声(&冷気☆\(-_-))、屋外のステージが良く似合うな~と、改めて実感するひと時でもありました。

さて。

そんなパワーをいっぱい浴びた私ですが、今週後半は、またちょっと信州に帰る予定です。

実家の庭もきっと草がいっぱいだろうな~。

6月もあと半分。

また、元気に過ごしましょう~(^-^)ノ。

| | トラックバック (0)

2008年6月13日

呑むならやっぱり・・。

実は、私、先日練馬まで出向いた際、池袋まで足を延ばし、「日本酒フェア2008:公開きき酒会」という催し物に行って参りました。

頂き物の入場チケットを持っておりまして、たまたま同日開催されていることを知り、これは行かない手は無いと!

あのようなイベントは、初めて参加しましたが、いや~、びっくり。

全国各地、本当にたくさんの地酒が勢ぞろいで、圧倒されてしまいました。

会場に入った途端、ずらずらと並べられた、見慣れた?一升瓶の群れが待ち受けており、妙な緊張と興奮が押し寄せてみたり・・・。

大体が、女性一人でオロオロと訪れている人はあまりおらず、少々肩身が狭い感じもありましたが、それでも、せっかの機会だからと、あれもこれもと、張り切って試飲しておりましたら、なにやら間もなく頭がふらふら~っと、くらくら~っと。

しばらくして気づいたのですが、きき酒って、基本的に、飲むものではないのですね^-^;;

目的は、”色と香りと味”を見ること。

みなさん、ちゃんと心得ていて、口に入れて余ったお酒は、専用のお皿みたいなところにしっかり、戻しておりました。

早く教えてちょーだい。

・・・ということで、日も高きうちから、空きっ腹に、ハイペースで挑んでしまった”初・きき酒会”。

柄にもなく、早々に酔いが回り、志半ばで撃沈いたしました。

終電、ほろ酔い、千鳥足~♪

お酒もたくさん有りすぎると、なんだか目移りしてしまって、落ち着かないものですね。

・・・というか、そもそも”きき酒”、という行為自体、私のような人間には向いていないのかなと、ちょっとそんな気持ちにもなりました。

久しぶりの池袋は、相変わらずの人ごみで、地下街は、以前にも増して複雑になり、その熱気の中、なんだか一人から回り(酔っていたから?)。

いつの間にやら、身体の隅々、すっかり多摩地区・田舎体質が染み付いてしまったんだな~と、そんな自分をしみじみとかみしめながら、夕暮れの中央線に揺られ、帰路につきました。

かく言う私も、その昔は、”東が西武で西、東武~ 不思議な不思議な池袋~^◇^♪”と軽やかに歌いながら、あの雑踏を、ルンルン闊歩した時代があったんだけどな。

・・・と、そんな遠き日の自分を懐かしみつつ、今宵は一つ、ゆっくり、じっくり、我が家の買い置き、東北のお酒を飲むことにいたしましょう。

お酒は、やっぱり、好きなときに、好きな場所で、リラックスして呑むのが一番おいしい~・・。

どうぞ良い週末を!

| | トラックバック (0)

2008年6月11日

7月にもう一つ、『夏だよりコンサート』

Nerima_2

★ご縁あって、7月19日(土)、練馬公民館ホールで歌います。

今日は、その下打ち合わせと会場見学に行ってきました。

練馬区主催で、昭和61年「芸術鑑賞会」として始まったイベントが、平成14年「ファミリーコンサート」に名称と形態を変え、年4回のペースで開かれているそうですが、私は、その30回目に出演する予定です。

出演順は未定ですが、詳細は下記になります。

『夏だよりコンサート』

○日時:7月19日(土)  開場13:30/開演14:00

○会場:練馬公民館ホール(西武池袋線・地下鉄大江戸線「練馬駅」下車徒歩10分)

○出演:Two of Us(歌・ピアノ・ギター)/yuko(ピアノ弾き語り)/シンドウアツコ(ピアノ弾き語り)
*一組、約30分の演奏(出演順は決まり次第お知らせいたします)

○入場無料(練馬区民以外の方も無料です)

時間があったので、打ち合わせの前に、公民館の周辺をブラブラと散策してみましたが、以前住んでいた駒込に、ちょっと雰囲気が似ていて、なんだかとても懐かしい気持ちになりました(豊島区は隣だもんね)。

夏休みのスタートする三連休初日。

お時間ありましたら、是非是非遊びにいらしてくださいね。

定員300名、とのことですので、当日ふらりとお越しいただいても、十分ゆったり座っていただけると思います(笑)。

大江戸線~♪によく似たあの曲も歌う予定です~!

Milkyway_4

★そしてもちろん7月5日(土)は、大阪寝屋川『七夕ライブ』 

○会場:ファンタジーミコー

○時間:15:30~18:00 

○出演:wata ZENZA Gan☆ シンドウアツコ だるま食堂 他・・

○入場無料

こちらも、お越しのみなさまに、存分楽しんでいただけるよう、出演者一同、盛りだくさんのコラボレーションを企てておりますので、お近くの方もそうでない方も?、ご都合つきましたら、是非、足をお運びくださいませ。

私も、ばっちり新幹線の切符を押さえました!

後は、がっちり駅弁を予約・・・☆\(-_-)

| | トラックバック (0)

2008年6月10日

『心中天網島』

1969年 篠田正浩監督。

これは、どえらい作品です。

そもそも、武満徹氏が音楽をつけている、ということに興味を持ち、手にした映画だったのですが、思いがけず凄いもので出会ってしまった・・・。

原作は、近松門左衛門の浄瑠璃で知られる物語ですが、これを、モノクロの、虚構とリアリズムの狭間を行き来する、独特の世界観で表現しようと試みているのがこの映画。

”これは一体なんなのだ?!”と、呆気に取られているうちに、気づくと最後まで引き込まれている・・・。

そんな感じです。

冒頭、篠田監督と、脚本の富岡多恵子との電話のやりとりで始まり、そのバックに、浄瑠璃の人形や、人形使いたちが象徴的に切り取られて映し出されて行く場面から、一転、義太夫の『心中天網島~』という語りの声で、本編へと繋がれていく。

本編も、人間と小道具以外は、敢えて、仮のセットで設えてあり、要所要所に、なぜか黒子が現れては、物語の節目を仕切って行く。

なんとも不思議な作り込みだけれど、その虚構性が、返って、物語の生々しさを際立てているようで、本当、凄みのある作品だと思いました。

主演の岩下志麻は、一人二役(遊女小春と、その恋仲にある紙屋治兵衛の本妻役)で、その役柄の演じわけがまたすばらしい(演技そのものは~・・・ちょっと若いか?)。

肝心の音楽は、というと、これが意外な展開・・・であるけれど、怖いくらいに嵌っている。

武満氏自身が、

『男と女が恋のために死ぬ、というエロスの一番の原点に行くと、平均律で調律された近代西洋音楽は絶対に、はねつけてしまう』

『江戸時代には、原始的で、芸術的な人間のスピリットはやバトスがある一方で、ものすごく洗練された町人文化もあった』

『現代映画から見たら、ある意味で古代と現代が全く矛盾なく存在している。映画のラッシュを見て、すぐそう思った』(『武満徹を語る15の証言』より)

と語っている通り、使われている音楽は、ガムラン、琵琶、アフリカの民族楽器や、トルコの笛、太鼓・・。

実は、武満氏自身が作曲したものは一つも無くて、全て、市販の民族音楽のレコードなどをサンプリングして用いたのだとか。

確かに、全体を通して見た時、音楽の入っている部分は、決して多くはないのだけれど、その象徴的な音色と場面がリンクして、妙な余韻に引きずられていく感じ。

音楽以外にも、美術が重要な役割を担っていて、浮世絵や仮名文字を大胆に用いた、町並みや、紙屋の内部をデフォルメしたセットの映像が圧巻。

最後まで目に焼きついて離れなくなってしまいます。

近松の原作を最も意識した作品、と評され、後に、人形浄瑠璃や歌舞伎にも、少なからずの影響を与えた、古典復活の契機とも位置づけられている、ある種実験的映画。

その当時、ほとんど予算の無い中で、そうそうたるメンバーが結集し、苦心して生み出した作品だけに、今見ても、その迫力と斬新さが際立つ、一見の価値ある芸術と言えるのではないでしょうか・・・。

昭和44年、封切時は、《十八歳未満お断り》映画に指定されていたそうですが、そんなこんなの場面も含めて(?!)、興味のある方もない方も?、機会がありましたら、初夏の一夜に、是非ご覧下さいませ~。

| | トラックバック (1)

2008年6月 5日

嬉し楽し縁。

今日は、録音に入れたい”音”を探して、楽器店に足を運びました。

時々覗くその楽器店には、いつもおもしろい民族楽器や、掘り出し物がちょこちょこと置いてあるので、行けばきっと何かに出会える!と、少なからず期待を抱きつつ。

今取り掛かっている曲に、どうしても欲しい音があります。

イメージはあるのだけど、それがどういう楽器なのかわかりません。

なので、ともあれ仮で録ったピアノと歌をMDに入れ、それを聴きながら、店内をうろうろと・・。

そしたら・・・。

ふと目に留まったかわいい楽器。

MDに合わせて、トントンと鳴らしてみると、あらあら~これはいいかもしれない!

そうそう、こういう感じ、こういう音!

いいぞ~!

これだ~!

・・ということで、気づけばレジへと突進し、2600円を投じていた私であります。

ふ~。

またまたお金を使ってしまいました。

懲りないな~。

でも・・・。

せっかく作るのですから、できる限り、音のイメージを形にしたいですよね(・・・・と自分で自分に言い聞かせ・・・)。

あとは、これをどう料理するか。

まずは、自分なりに録音して、師匠に聴いてもらおうと思います。

もしかしたら、上手く行かないかもしれません。

私の場合、ともあれやってみないと気がすまないため、失敗も多いです。

振り返れば、生ピアノの録音も、あんなに張り切ったのに、挫折しました。

実はオカリナも・・・

やっているうちに、だんだんと、”この曲に、この音は要らない~・・”という思いが湧き、結局入れないことに。

なので、今日買った、このかわいい楽器も、もしかしたらお蔵入りになるかもしれません。

あるいは、思いがけず世界が広がるかもしれません。

いずれにしても、試行錯誤の繰り返し。

こんなことばかりやっているので、時間がかかってしまうのですが、あと少し、あともうひと踏ん張り。

目指したい音は、しっかり自分の中に見えているので、なんとか形にしたいと思うのです。

ふ~。

なんかちかれたな~。

今日はひとまず、このかわいい楽器と一緒にゆっくり寝ることにしましょう。

でもって、明日から、しっかり練習に取り掛かろうと思います。

トントン・・・Ton。

| | トラックバック (1)

2008年6月 4日

憧れのアンサンブル

ドキドキ~。

ウットリ~。

見ていると、身体中何かが駆け巡り、妙な興奮状態に陥ります。

You Tube でみつけた、大貫妙子さんの『横顔』。

私のオリジナルにも同タイトル曲がありますが、偶然にもテンポも同じフォービートでとても親近感を覚えます。

">

こういうアンサンブルは、何と言うのでしょう。

弦がたくさん入って、ピアノも素敵!

ジャズ・・?室内楽・・・?映画音楽・・・?ムード歌謡☆\(-_-)?!?!

シンプルでさりげないけど、奥行きのある音の重なり。

包み込むような暖かさ懐かしさ、静かな高揚感。

こんなアンサンブル、私もいつかやってみたい!!

胸が高鳴ります。

”聴いて憧れる音楽”と、”自分がやって見たい音楽”は、必ずしも一致しないものですが、これは両面。

白いグランドピアノも初めて見たような(笑)。

一方、私の『横顔』。

今度の音源に入れる予定ですが、実は、こちらもとても素敵なアンサンブルに仕上がっております(内容は秘密♪)。

もしかしたら、この曲が一番最初に録音を終えたのかな・・・?

いずれにしても、茹蛸アンサンブルも、私にとってはこれからもずっと続けて行きたい大切な柱の一つ。

音楽は、同じ曲、同じ楽器でも、その組み合わせの妙で、様々な形に、自在に変化していくところが、大きな魅力でもありますね。

ということで、録音作業、こつこつがんばります~。

| | トラックバック (0)

2008年6月 2日

へたる。

ズッキーニとマイクロトマトが、無事に発芽し、着々と双葉を広げています。

P1010046_4  P1010048_5

この夏は、野菜の自給率が上がりそうで、なんだか楽しみです。

ただ、気がかりなのは洗濯物。

だんだんとベランダの隙間が狭くなり、植物の間を縫うように干しています(汗)。

いざとなったら、コインランドリーの乾燥機へ?!

梅雨も近いしな~。

これからの時期、油断すると、ついつい気持ちも身体もへたってしまいそうですが、ここは一つ、気合を入れなおして、しっかり足元を見つめなおさなくては。

ということで?昨日は、お昼ご飯にすごいラーメンを食べました!

ここのところ、週末になると、新しいラーメン屋さんを開拓しようと行脚していたのですが、”行列ができる!” と話題のお店に限って、食べてみると案外それほどでもなかったり・・・。

結局この週末は、行き慣れたお店に舞い戻り、以前から気になっていた裏メニュー、『禁断の実スペシャル』にチャレンジしました。

初めて目にする、そのトッピング!

予想外の迫力に、空いたお腹もそりゃびっくり!

禁断の実、果たしてその正体とは~?!

丸々カリカリ・ニンニクパワーを漲らせ(あ、言っちゃった・・・)、また一週間元気に過ごしましょう~。

| | トラックバック (0)

« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »