6月の邦画。
今月に入って、邦画DVDを4本観ました。
少々ココロのゆとりが出来たということでしょうか。
期待はずれ、期待通り、期待以上・・・、さまざまありますが、今回の期待以上は、一本だけ。
『百万円と苦虫女』
いわゆる若者向けの青春物かしら・・と思いつつも、出ている役者が好きだったので、借りてみましたところ、これがなんと、意外にも面白かった!
この手の映画にありがちな、”いかにも”、という押し付けがましさも感じられず、地に足の着いた現実味も適度にあって、中盤から後半にかけては、ぐんと引き込まれて行きました(前半は少々強引)。
社会からはみだした、ちょっと変わった女の子。
その主人公の、悪戦苦闘成長物語?
いやいやそうとも言い切れず、単なる青春物とも言い切れない。
登場人物一人一人の心情がとても丁寧に描き出され、ストーリーの展開にも、エピソードにも、無駄なものがないなぁ、という印象でした。
主演の蒼井優がとてもいい。
えもいわれぬ凄みがあって、はまり役と思われます。
以前観た『人のセックスを笑うな』でも、主演の永作博美を食うくらいの存在感があった・・・と記憶しています。
私は、つまらないと、大抵、早送りでどんどん飛ばしてしまうのですが(汗)、この映画は、そういう部分もなく、最後まで気持ちの途切れることなく観ることができました。
ラストのシーン。
ここをどう捉えるか。
おそらく世代によって分かれるところでしょう!
もやもや~っとした、じれったいものが残るとしたら、それはきっと若さの証拠。
”人生全てなるようになる。なるようにしかならないのがまた人生。”
そう感じたアナタとワタシは、やっぱりオトナ(笑)。
機会がありましたら、是非!
ちなみに、その他の3本は、
『グーグーだって猫である』
『東京ソナタ』
『ジャージの二人』
いずれも気づけば、なんとな~く・・だらだら~っと観てしまったという感じです。
面白いか面白くないか。
映画でも歌でも絵画でも、表現されたものに、興味が持てるか持てないか。
それはもうひとえに、”個人の好み” に尽きる世界。
それは紛れも無い事実。
・・・ではありますが、やはり分かれ目となるのは、描きたい!という作者の情熱。
突き動かされる想いがあるかどうか・・。
映画に限らず、表現されるものはおしなべて、描きたいことが何なのか、少なくとも、まずはそれが作者の側ではっきりしていないと、観ている人はついていけない・・・
・・と、そんなことを改めて感じました。
さて!
休日は、なぜかいつも以上に早起きの我が家ですが、今日は終日夫にフラれてしまったので・・・
仕方がない。
こことは一つ、家の片付けにでも勤しみましょうか~・・
・・って☆\(-_-;)。
せっかくのお休みにそれもなんなので、買い物がてら、ふらりと街に繰り出してみようと思います♪
・・まぁ、電車で7分、いつも行ってるとこだけど(汗)。
どうぞみなさま良い週末を~(^-^)♪
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