何も予定のない週末、自宅で映画を観るのが好き。
お菓子とコーヒーで、映画を観るのが好き。
時々襲う、睡魔と戦いながら、映画を観るのが好き。
・・しかしながら。
観た端から、どんどんと薄れて行く、記憶と余韻(汗)。
ならばせめて、何を観たかだけでも、どこかにメモしておかなくちゃ!
と言うことで、2009年もあとわずかとなった今。
奮起して?、夏以降、鑑賞した中から、面白かった順に、主だったものをいくつかご紹介いたします(あらすじ等は書ききれないので、Yahoo映画及び公式サイトでリンク)(★5つを最高として、独断評価)
『かげろう』(2003年製作 フランス 監督:アンドレテシネ)★★★★
1940年、戦時下、未亡人と謎の青年の、繊細かつむき出しな人間模様。生きることの残酷さ、儚さ、したたかさ。主演 エマニュエル・ベアール とギャスパー・ウリエルがとてもとても美しい。R15指定らしいが、そういう映画じゃないような~、そうとも言い切れないような・・。
『画家と庭師とカンパーニュ』(2007年 フランス 監督:ジャンベッケル)★★★☆
中年期を迎えた、幼なじみの二人の男性。その人生のコントラスト。底辺に流れる、強さ、静けさ、暖かさ。ヤングな世代?にはなかなか理解できない人生の機微。とても素晴らしい映画です。
『クリクリのいた夏』(1999年 フランス 監督:ジャンベッケル)★★★☆
クリクリが、少女時代を回想する設定。生きることの喜び、豊かさはどこにあるのか。ストーリー自体は、何の変哲も無い、人生の一ページに過ぎない。しかしながら、ジャンベッケルの手にかかることで、生き生きと動き出す。
『題名のない子守唄』(2006年 イタリア 監督:ジュゼッペトルナーレ)★★★☆
ニューシネマパラダイスの監督、ということで観ましたが、こりゃ~、女性にはきっついテーマです。最後まで見ることで、救われます。
『ラースとその彼女』(2007年 アメリカ 監督:クレイグ・ギレスピー )★★★
この手の、不思議な世界が実は好き。人間なんて、みんなどこかしら歪んだり、曲がったり、何が本当かなんてことは、突き詰めたらわからないのが人生。主役のラース(ライアンゴズリング)が、知り合いに似ていて、それが気になって仕方なかったです(笑)。
『マルタの優しい刺繍』(2006年 スイス 監督:ベティナ・オベルリ)★★★
閉塞感漂う、小さな村での出来事。でも、観終わったとき、なんともいえない爽快感に包まれる。人生、いくつになっても、その気になれば、風を起こせる!
『なごり雪』(2002年 日本 監督:大林宣彦)★★★
臼杵三部作(今はまだ2作品みたいですが)のひとつ。雪子の”違う、違う”というセリフが耳から離れない。『22才の別れ』よりはおもしろかった。臼杵駅という設定で使われている駅は、本当は上臼杵の駅。大分Kimiさんから、とてもいい駅だよ、と教えてもらっていたので、先日の旅行のとき、ばっちり見てきました(^-^)
『ホルテンさんのはじめての冒険』★★☆(2007 ノルウェー 監督:ベント・ハーメル)
冒険・・というにはどうなんだろう。定年を迎えたホルテンさんの新たな人生。小さな歯車が一つ狂ったことから次々と起こる事件(?)。誰かが書いていたけれど、同じ北欧ということで、カウリスマキの映画を彷彿させる・・・。けれどやっぱり全然違うかな?
『昼顔』(1967 フランス 監督:ルイスブニュエル)★★☆
ともあれ、カトリーヌドヌーブが美しい~。
うーむ!
うむむ~!!
こうして書き出してみると、私の映画の趣味趣向が、いかに偏っているか!ということがよ~くわかります。
アクションもの、SFもの、ホラー等々。
ほとんど観ませんです。
ここに書き出したもの以外でも、面白いのがあったような気がするけれど、既に忘れてしまっているような・・・(汗)。
ひどくつまらなかったYO・・・、というものの方が、かえってよく覚えていたりして(ここにはちょっと書けないけれど)。
映画がらみと言えば、つい最近、『シネマの名匠と旅する駅』という本を買ったので、年末にはこれを読むのを楽しみにしています。
せっかくだからこの際、極めて狭い、Myシネマ嗜好を脱するためにも、みなさんのおすすめ映画があったら、是非とも教え欲しい~・・・!
・・・と思いつつ、次に観ようと借りてきているのは、高峰秀子主演の『二十四の瞳』
・・・なんですけれどね(滝汗)。
<バリバリヒューマンもの。原点?・・・ですがな(--;)>