「木のいのち 木のこころ <天・地・人>」(西岡常一、小川三夫、塩野米松)
『法隆寺を1300年守ってきたのは、職人の手から手へ引き継がれてきた技と知恵。それは決して言葉にできない手の記憶。
”最後の宮大工”西岡常一が木と人の育て方を語る<天>の巻。三度追い返されながらも遂に西岡の唯一の内弟子となり、夢を実現させた小川三夫が、宮大工の未来を語る<地>の巻き。さらに小川が主宰するいかるが工舎の若者19人へのインタビュー<人>の巻き。』 (裏表紙より)
全編インタビュー形式の”聞き書き”スタイル。
とてもおもしろかったです。
それぞれ、ご本人の言葉遣いをそのままに書かれた力強い内容で、初めて知る世界でありながら、私たちの日常の暮らし、生きて行く術に置き換えられるだろうことがたくさんありました。
中でも、西岡さんの書かれた、
”煎じて煎じて、煎じて煎じて、行き着くところはかん”
これは、とても印象的な言葉でした。
この”かん”は、”勘がいい”の”かん”じゃなくて”感性・感覚”の”かん”。
その人が、生まれながらに持っている何ものか・・・。
どんな道も、極めて極めて、煎じ詰めて残るものは、結局そこなんですね。
こうしてみると、何事も、最初から結果が見えているようで、ついつい投げ出してしまいそうにも成りますが、そもそも、煎じ詰め切れる人、それ自体が稀なわけで、ほとんどの場合、道半ば、煎じ切る手前で終わるものだと割り切れば、その過程、”煎じる、という行為”そのものに、まずは一生懸命になれるかどうか・・・。
それだけでも、十分意味があるのかな。
・・・と、そんなことを思ったりしました。
なんて。
あら~ん!
夜のブログ、すごく久しぶりに書いたワよ~。
しかも今日、二つ目なんて。
大丈夫かな?
ちゃんと書けたかな?
読み終えたのが嬉しくて、ついつい柄にもなく、宵っ張りモードで張り切ってしまいました。
でも、やっぱりそろそろ眠くなってきたようです・・・(=o=)
睡眠不足は、お肌の大敵。
ムリの効かないお年頃。
そろそろお休みモードに入りましょうね。
みなさま今宵も良い夢を~
そして時々寝言もね~
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