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2011年6月15日

6月のベランダ。

震災から3カ月。

まだまだ3カ月。

書きたいことはいくつもあるけれど、なかなか考えがまとまらない。

もう少し、自分なりに調べて、勉強してからにしようと思います。

こちらは、本日の我が家のベランダ。

20110615_4

ほおずき。Photo

3月の終わりには、なかなか芽が出ず、ちこっと心配しましたが(※右写真はむりやり掘り起こしてみたときのもの)、ここへ来て、着々と花が咲き、立派な実をつけ始めています。

ともあれ、無事でえがった!

しかし、意外と虫がつきやすいので、毎日のお手入れが欠かせません。

そしてこちらがオクラ。

20110615_5

まだまだ小さいですが、しっかり実が生り始めています。

こちらも同じく、すぐに虫がついてしまうので、目が離せません。

それにしても、虫は、いったいどこからやってくるのでしょうかね~・・・・。

自分で野菜を作るようになってつくづく思いますが、”無農薬”というのは、畑にとって本当に本当に大変なことだと思います。

もちろん、ベランダよりは、畑の方がずっと環境がいいので、植物も強くなるとは思いますが、それでも、日々油断できないだろうなぁと・・・。

今読んでいる『新・作庭記』(丸山健二)に書かれていたのですが、丸山さんご自身の住まいである、森の延長のような広大な庭であっても、移植したコメツガが、カイガラムシにとりつかれてどうしようもなくなり、結局処分したのだとか(※うちのベランダも、カイガラムシにやられたもの、少なくありません)。

そんな大きな庭でも、虫はやっぱり、植物をむしばむものなのだとしたら、ベランダでは、もはや逃れようがないか・・・。

でも、同じコメツガが、森の中で自生しているものはびくともしないのは、やはり、長年かけて、その土地に適応し、根っこをしっかり張っているからなのでしょうね。

”庭作りとは、人間の身勝手な都合しか考えない、ゆえに不自然極まりない、残酷な行為である”

”極論すれば、(人間は)人の世を害してやまない、カイガラムシよりもはるかに始末のわるい、とてつもなく不自然な存在ということになってしまうのだろうか。”

”そんな自己嫌悪を持ちながらもなお、おのれの手によって、おのれだけの美を創り出そうと心血を注ぐのは、善し悪しは別にして、人間であることの証としては最たるものなのかもしれない”

(『新・作庭記』より)

なんだか身につまされますねぇ・・・。

でも。

それでもやっぱり、ベランダに緑のあることは、日々の潤いだし、自分で作った野菜を食べることは、小さな喜び。

見方を変えれば、受粉のお手伝いをしてくれる、心強い虫たちもいることですし、おいしい実が生ったときには、にぎやかな鳥たちも遊びに来てくれる。

身近な自然と、できるだけ共存を図りつつ、これからも、自分なりのペースで、続けていこうと思います(^-^)

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