初谷温泉
・・と書いて、”しょやおんせん”、と読む。
もともとは、塩谷(しおや)と呼ばれていた鉱泉が、転じて”初谷(しょや)”になったのだとか。
その名の通り、口に含むと、しょっぱくて、鉄のにおいがほんのり鼻をつく。
以前から、気になる温泉の一つではあったものの、なかなか良い機会に恵まれずいたところ、三連休の今回、運良く予約も取れたので、帰省を兼ねて、行って来よう!
・・ということで、土日一泊で、明治18年創業、胃腸の名湯『初谷温泉』まで、関越回り、軽井沢経由にて出かけて参りました。
訪れた宿は、期待に違わぬ佇まい。
HPの写真にある通り、鄙びた中にも、大切に手を入れ守られた、まさしく秘湯の一つと言える温泉でした。(*気づいたら、宿では一枚も写真撮らなんだ:汗)
周囲は、本当~に何にもない山間で、すぐ脇を流れる川のせせらぎを聞きながら、ただひたすら、お湯につかってのんびりと過ごす。
部屋も食事も応対も、気取り過ぎず、素朴過ぎずのちょうど良い頃合い(・・というか、料金以上の満足度)。
日常を忘れてふらりと訪れるにはとても良い環境の宿ではないかと思います。
宿のすぐ裏手には、源泉でもある『宝命水』と呼ばれる地下水が湧き出ており、温泉に浸かるだけでなく、これを飲んで湯治ができる!?
別名”天然サイダー”とも呼ばれている微炭酸で、”味”はちこっと個性的ながら、続けて飲むと、胃腸が丈夫になるのだと聞き、早速我が家も試飲(?)にチャレンジ。
山をほんの少し上がったところに、こんな風に枡が掘ってあり、ここに溜められた地下水を、ひしゃくですくって飲むのです(*宿で、瓶を貸してくれます)。
溜められて・・といっても、随時入れ替わるように作られているので、もちろん、常に新鮮な湧水なのですが、衛生面には敏感ヨ・・・~という方には、ちょっと勇気がいるかも。
で、味の方はと言うと・・・・
確かにしょっぱい!
んでもって、確かに鉄くさい~(><)!
決して美味しいとは言い難い味ですが、その分胃腸に効きそうな気がします(笑)。
せっかくなので、宿で空の2Lペットボトルを頂戴し、ばっちり東京まで汲んで帰ってきました。
日持ちは一週間。
毎日しっかり飲み続ければ、胃腸もりもり、栄養吸収。
来週の今頃は、魅惑のダイナマイトボディになっちゃってるかも~(≧∇≦)!?
・・・・・・・・
・・と温泉で一泊、パワーをばっちり養ったところで、翌日そのまま安曇野に帰って、お義父ちゃんの畑をお手伝いしようと思っていたのですが・・・。
本日・連休最終日、夫の急な仕事が入ってしまったため(涙)、せっかく佐久まで行ったのに、足を延ばせず、一泊のみで東京へと舞い戻って来た次第です。
戻リがてら、日本の棚田百選にもなっている、佐久の「姫子沢」に立ち寄りました。
稲刈りの終わった田んぼもちらほら。
景色はすっかり秋の装いでした。
嗚呼・・・
新米が待ち遠しい。
また今週も、元気に過ごしましょう~(^-^)。
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