慢慢走。
この週末は、筍リベンジに無事成功しました。
先日とは、別のお店で購入。
値段は同じにもかかわらず、しっかり中身の詰まった、とてもよいタケノコに当たり、今度は、味も香りも大満足(^-^)♪
この春、まだまだ調達必至です。
6年前、松本の実家売却の折、庭から挿し木で持ってきたものです。
昨年、一昨年と花が咲かず、どうしたのかな・・・と心配したのですが、今年は、しっかりつぼみをつけてくれました。
日々、植物を観察していると、教えられることがたくさんあります。
植物には、それぞれ固有のペースがあって、生きながらえていくためのプログラムを、ちゃんと天から授かっている。
私は、せっかちのため、ついつい、まだかまだか・・と急かしたり、手を加えたりしようとしてしまうのですが、植物たちは、休みたい時はしっかり休んで、また力を蓄えたら、伸び伸びと生長する。
自然のサイクルに逆らわず、与えられた環境の中で、地道に生きているのですよね。
『慢慢走』(man man zou)
この言葉、中島京子さんの小説のタイトルで初めて知りましたが、中国語で、”ゆっくり歩く” ”ちょっと待て” ”(お客を送るときに)お気をつけて”
という意味なのだそうです。
日本語として字面を読めば、”ゆるゆる走る”。
なんとなく愉快な感じがしますね。
気持ちが急いて、足が早まるときこそ、自分に埋没しないよう、余裕を忘れないように。
こうした世の中に生きていると、ついつい、今あるルールや、与えられる情報が全てと錯覚してしまいがち。
周囲のスピードについて行こうと視野が狭くなってしまうこともありますが、せっかく半世紀生きてきたわが身なので、時に何かを手放すことも厭わず恐れず、訪れる流れを受け止めながら、ゆっくり歩いて行きたいものです。
まずは今週も、家事の合間、壊れかけの電子ピアノに、”慢慢”向き合い、妄想ライブで弾き語るでよ (* ̄ー ̄*)!(ようやく花粉の疲労から抜け出しつつある開放感。)
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