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2015年9月25日

大切な記録。

シルバーウィークも、お彼岸も、気づけばあっという間に過ぎて行き、今日はまた、ぼちぼちと自作曲の録音に向けて、下準備に勤しんでおります。

と同時に、これまでのライブの”記録音源”の整理にも取り掛かっています。

自分の演奏を聞き返すことを好まない私ではありますが、今こうして、その当時とはまた違った気持ちで向き合えるようになったのも、時間のなせる業。

それっきり、一度も再生することなく処分してしまうつもりの音源も、もちろん少なくありませんが、ついつい、整理の手を止めて、聴いてしまったものもいくつか。

中でも、坂田さん、岩橋さんとの、仮称”ゆで蛸トリオ”の演奏は、今聴いても感慨深いものがありますね。

20150925

2006年の夏の『お茶ノ水Kakado』と、その冬の『音蔵』でのライブ。

自画自賛になってしまいますが、本当、忙しい中(私は暇でしたが(笑))、3人で、よくここまで仕上げたなぁ、と誇らしい気持ちが込み上げます。

音蔵で歌った、”偽りの雨”なんて、あのアレンジは、本当によく練り上げたヨ~・・・!

坂田さん、岩橋さんには、随分とわがままを言ったけれど、それがしっかり実を結んでいたんだと、今更ながら知る思いです。

自分の歌唱は、今に比べるとちょっと弱々しく、遠慮がちな感じもあって(?)、その時のドキドキ感がそのまま伝わるようで、冷静に聴いているつもりが、ついつい肩に力が入ってしまいました。

そしてもう一つは、2005年の春、アルプスあづみの公園で行われた、『早春賦音楽祭』。(ひぃ~!もう10年も前のことなのね~(@-@)

快晴の空の下、常念岳を眼前に歌った『大糸線の走る町』

後日、FM長野で放送された際の音源なのですが、聴いてみたら、しっかり、春・夏・秋の終わりまでオンエアされていてびっくり!(すっかり忘れていました)

演奏後の、パーソナリティーの伊織智佳子さんとのやりとりも、そう言えば、こんな話を振られたんだったなぁと、久しぶりに聴いて笑ってしまいました。なはは♪

懐かしい・・・と思う気持ちと、やっぱりライブはいいなぁと、引き戻される気持ち。

両方あるのは確かだけれど、懐かしさの方が、今はちょっぴり勝っているのかな。

いずれにしても、あの時にしかできないことを、その時のままに、こうして、記録として残しておけたこと。

それは、これからの自分にとっても、とても大切で、貴重なエネルギーの源になると思うのです。

歌うことが、自分の心と密接であればあるほど、その意味も形も、日々変わっていくのは自然なこと?

それはまた、いつでも新しい音楽を生み出せる可能性がある、ということ?

体力&脳みその、着々の衰えもなんのその。

その可能性を信じて、まずは、突き進んで行きましょう。

おトンさまと、おのぶちん、すっかりご無沙汰してしまっているけれど、変わらず元気にしているかな♪

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